今回もイタリアの記事で気になるものをシェアさせていただきます!
2023年4月6日のWine&Food Tourにキアラ・ロンゴさんの書かれた記事に思わず目が止まりました。
世界で最も汚れた街はどこでしょう?というテーマです。
あくまでも記事を読む限り、汚れた街に限定していることから、その基準は都市であり経済的にも認識されている街が対象の様でした。
結論を先にお話しすると、世界で最も汚れた街の第3位にイタリアのミラノが入っているのです。
ですがこれは、イタリアでも意外に知られていない事実です。
世界で最も汚れた街の第3位にイタリア?Wine&FoodTourの記事の内容から考察!
気になる内容をお伝えします。
お付き合いください!
目次
世界で最も汚れた街の第3位にイタリア?
実際には何を基準にしてその汚れ度を比べるかというのは難しいと思いますが、どうやら今回の調査は公害を含む街の汚れが対照の様です。
通常イタリアはもっとも美しい街にエントリー
イタリアは紛れもなく、最も美しく興味深いヨーロッパの国の一つであり壮大な景観、比類なき歴史、世界が羨む芸術等文化を持ち合わせています。
北から南まで、山、海、湖など魅力的な場所がたくさんあります。
コロナによるロックダウンを経て、コロナ禍で急激な低迷に直面していた観光分野にも、徐々に状況が戻りつつあるあります。
この美しい国イタリアは多くの外国人をひきつけ、観光主体で地域経済が成り立っている地域も少なくありません。
北部と南部の違いのみに関わらず多様で異なる地域が点在していることから休暇をとってイタリアに旅をしようとする場合には、幅広い選択肢があります。
例えばローマの場合には、その歴史的資産&建築的資産のおかげで世界中からこの地を訪れる事を望んでいます。
外国人に限らずイタリア人自身も、ようやく国内外を問わずに再び旅に出始めています。
不名誉なランキング
今回のこの“世界で最もよごれた街”というのには、前述したような景観の美しさや歴史的な興味は一切関係ないものとされています。
犯罪率のような治安面の心配や、公害や道路・建物など目に見える汚れの多さを重視したものの様なのです。
国際的なデータによる上位3つの都市は:
- バンコク=タイの首都
- ニューヨーク=アメリカ東海岸
- ミラノ=イタリアビジネスの中心
と言うことです。
IQAirグローバルモニタリングステーションのデータ
今回の汚れた街ランキングは、IQAirグローバルモニタリングステーションのデータを参照としています。
それによると、ミラノの街は微小粒子状物質のレベルが高く汚染度が高い様です。
その為の対策をとっていないわけではありません、
もう何年も前から街中を走る車を機制して排気ガスを抑える施策や、電動カーの導入、また緑地の回復などさまざまな試みをおこなっています。
Wine&FoodTourの記事の内容から考察!
今回のこの記事は、決して世界中から訪れたいと思われるような魅力のある都市が、すなわちきれいに整っている街であるとは限らないと言う矛盾した面も浮き彫りにしました。
観光客訪問客の多さがゴミを増やす?
ふと思い出したことがあります。
もうかれこれ四半世紀以上前の話だったと思うのですが、イタリアのあちこちに『ゴミはゴミ箱に。街をきれいに保ちましょう』と言った訴えのポスターが貼られました。
そのポスターを見て違和感を覚えたのは私だけではなかったと思います。
それは何かというと、そのポスターには英語から始まりうる覚えですがスペイン語、ドイツ語、日本語、中国語、韓国語での表示だったかと思います。
要するに、街を汚しているのは完全い外国人のせいだと言いたいわけですよね。
当時イタリア人は車の窓からタバコの吸い殻やら紙屑やら、平気で捨てている人が多くて唖然としたものです。
にも関わらず、その様なポスターを作ると言うことは、全く本人たちに自覚がないと言うことで、それは良くなりようがありません。
『光り輝くものがすべて金とは限らない』
記事の中ではこの様な例えが使われています。
どんな地域にもマイナス面はあると言うことなので小けれど、不名誉なランキングからの汚名挽回を望みたいものです。
ミラノのドゥオーモは美しさの代表であり、そのドゥオーモのある街が世界で最も汚れた街3位とは悲しすぎるではありませんか。
コロナ禍のロックダウンでは、地球の環境汚染が改善されたというニュースを耳にしましたが、あのような強制的で極端な方法以外で汚れ改善をしていかなければなりませんね。
世界で最も汚れた街の第3位にイタリア?Wine&FoodTourの記事の内容から考察!のまとめ
今回は、世界中から魅力のある国とされているイタリアで、特に観光に限らずビジネスやファッションの中心であるミラノが世界で最も汚れた街の第3位であるという、ショッキングな内容をお届けしました。
実際の細かいデータがないので検証したわけではなく、あくまでも紹介されていた記事の紹介です。
一位と二位のバンコク、ニューヨークもさることながら、ミラノ市民の遺憾の想いは容易に想像できます。
現在取り組んでいるプロジェクトの推進により、1日も早くこの様な負のランキングから無縁となるように期待します。
世界で最も汚れた街の第3位にイタリア?Wine&FoodTourの記事の内容から考察!
最後までお付き合いありがとうございました。