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盆踊りは騒音か?苦情相次ぎ存続が危ぶまれる各地の盆踊りの実態も紹介!

盆踊りは騒音か?苦情相次ぎ存続が危ぶまれる各地の盆踊りの実態も紹介!
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個人的には信じられない話題なのですが、今回は盆踊りは騒音か?苦情相次ぎ存続が危ぶまれる各地の盆踊りの実態も紹介!というテーマでお届けします。

年々生きにくい世の中になっていく・・

これは率直な意見です。

昭和の時代は温かかったですね。

等とぼやいてみても、今の若者たちには体験したことのない時代の話で何の事やらと思われておしまいなのはわかっています。

勿論、反対派の方々には反対の意見があるのも承知の上です。

ただ、世の中誰もが一人っきりで生きているわけではありません。

譲り譲られ、受け入れあって人と人との間で生きていくから人間と言われるはずですよね。

文化や伝統を伝承して行くことと、時代に沿って生きて行くことはうまく噛み合うことが難しい様です。

盆踊りは騒音か?苦情相次ぎ存続が危ぶまれる各地の盆踊りの実態も紹介!

お届けします。

 

盆踊りは騒音か?

もはや除夜の鐘さえ騒音だというクレームが出る日本になってしまいました。

除夜の鐘が騒音なら、盆踊りが騒音と言われても仕方がないかもしれません。

でも、そこには日本人としての心をどこかに忘れてきてしまったという気がしてなりません。

今の世の中、人々はあまりにも利己主義個人主義になりすぎてしまったのかもしれませんね。

勿論、生死に関わる様な病を患っている方がせっかく休もうという時に自分の好まない音楽や賑わいが音量高く聞こえて来ればお辛い事でしょう。

でも、決められた一定の時間、一定の日にちだけの話です。

それが開催される事で希薄な地域のつながりが保てたり、知らない人同士が会話を交わすことができたりする機会でもあります。

ただ同じ曲に合わせて一緒に踊るという一体感というのが、例えその時だけでも調和というものを生み出すのではないかと思うのですが、それは理想でしょうか。

ネット上にこんなコメントを見て、うなづいてしまいました。

もはや誰もが個人主義。自分の事が中心で社会の事や地域の事まで知ったこっちゃないという人がほとんど。だから自分中心に主張ばかりで協力しようという気持ちは一欠片もない!

テクノロジーが発展し便利な世の中にはなったはずですが、地元のつながりというのはどんどん薄れていってしまいますね。

 

苦情相次ぎ存続が危ぶまれる各地の盆踊りの実態も紹介!

2020年、2021年はコロナ禍で集まることがことごとく規制されたので、中止も致し方ありませんでした。

今年2022年も一部では花火大会や夏祭りが開催されていますが、中止されているところも少なくはありません。

とはいえ、どうやら中止の理由はコロナ禍であるというだけではない様なのです。

騒音に対するクレーム

前の項でお伝えしたとおり、盆踊りの太鼓の音や音楽を騒音ととる住民が昨今は多いというので唖然としました。

何も1ヶ月毎日行われるものというわけではありません。

開催されるわずか1日2日。

もはや許容という言葉は存在しないのでしょうか。

例え一日二日でも勿論、体調が最悪の状態に当たる場合もあるとは思います。

でも、この世の中私たちは誰しも一人で生きているわけではありません。

 

愛知県東海市のケース

夏祭り『ザ・おおた・ジャンプフェスティバル』。

ここでは平成21年から踊り手がイヤホンで音を聞きながら踊る無音盆踊りを開催しています。

音楽をFMトランスミッター(電波送信機)を使って半契約100m内に電波で飛ばして、踊り手がそれぞれ持参した携帯ラジオやイヤホンで音を聞きながら踊るのだそうです。

地域の騒音へのクレームを考慮した対応と言うのですが、客観的に見ても異様としか思えません。(決してこのお祭りに関してやこの解決策への批判の意図はありませんのでご理解ください。)

私自身が昭和の人間で考え方が古いのかもしれませんが、はたまた外国暮らしで人一倍日本の伝統が恋しいというのもあるかもしれませんが、その様な光景は『伝統の盆踊り』からはかけ離れていると思うのです。

音が出ないので苦情に対応できるだけでなく、周波数を変えれば、年配者には「炭坑節」、子供向けには「おどるポンポコリン」と音楽を分けて踊ることもできるということです。この無音盆踊りが見事に定着し、年々、参加者が増えている地域もあるとのことですが、これで地域の親睦が図れるかどうかは心もとない気がします。

伝統に執着せず新しく時代を取り入れることにオープンになるべきだと言われれば、そういうことなのでしょうか。

ただただ悲しいです。

 

人手不足が原因

愛知県西尾市では早くも37年前に盆踊りが廃止されたそうです。

盆踊りがなくなった理由は、何と人手不足!

当時は青年団率先して盆踊りを主催していました。

ところが、青年団そのものが人口が減ってしまい指揮を取れなくなってしまったのだそうです。

かつての盆踊りをもう一度復活させたい!

そんな同じ思いを持ったスタッフが45人今回集まったそうなのですが、次に立ちはだかったのは、費用の問題でした。

単純に計算しても音の設備に15万円、照明に23万円、提灯などに10万円と多額の費用がかかるというのです。

そこで活用したのがクラウドファンディングでした

資金を募ったところ、80万円以上が集まり開催にこぎつける事ができました。

参加してみると楽しい!という声が多く、来年以降も何とか存続できる様に続けていきたいというのが西尾市の希望です。

 

近所の苦情から難しい盆踊り会場確保

東京など都心では盆踊り会場の確保が問題点だと言います。

これも結局はご近所のクレームや反対運動などからくるものですが、ある程度のスペースを必要とするだけに、年々場所の確保は深刻な問題になっている様です。

 

盆踊りは騒音か?苦情相次ぎ存続が危ぶまれる各地の盆踊りの実態も紹介!まとめ

今回は、盆踊りは騒音か?苦情相次ぎ存続が危ぶまれる各地の盆踊りの実態も紹介!というテーマで、日本の伝統行事であり夏の風物詩とも言える盆踊りの存続の危機を取り上げました。

コロナ禍で2022年も引き続き中止されている場所は少なくありません。

ただ、中止になる理由がコロナ禍であるというだけではない実態が浮き彫りになり、今一度伝統とは何か、伝統を引き継いでいく事は可能なのかという事を考えさせられました。

櫓を囲って太鼓が鳴り響き盆踊りを踊る地元のお祭りは、子供の頃本当に楽しみでした。

それを騒音ととる人たちの存在も、お祭りなんか必要ないという主張も悲しいものです。

もちろん、参加する側のマナーが悪いとご近所の方々にとっては多大なるご迷惑のなるので、参加する側一人一人にも自覚と責任感が問われます。

持ちつ持たれつという概念が昭和の頃にはあったのだと改めて実感しています。

人同士のつながりがただでさえ希薄になっている今日この頃、盆踊りの経験のない今の若者たちや子供たちが、今後どのように日本の文化を後世に繋げる橋渡し役になっていけるのか課題は大きいと感じました。

存続の為にはイヤホンでの無音盆踊り導入も受け入れるべきなのでしょうか。

あなたはどう思われますか?