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冷凍タコはかたい?上手に解凍&柔らかく調理する方法を紹介!

冷凍タコはかたい?上手に解凍&柔らかく調理する方法を紹介!
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今回は、冷凍タコはかたい?上手に解凍&柔らかく調理する方法も紹介!というテーマでお届けします。

世界広しと言えどもタコを食べる国は限られているそうです。

確かにあの奇妙な見た目、最初に食べようとした人の勇気を讃えたくなりますよね。

その世界中の中で限られたタコを食べる国の中に、日本は勿論イタリアも含まれます。

今回は私自身が失敗から学んだ、タコの調理方法に関してお届けします。

特に冷凍のタコに関してです。

何かと物価が上がる中、節約を考えるとお買い得品に出会った時に多めに買って冷凍保存!

でも、過去に冷凍食品のタコを調理したら、ゴムの様な食感になってガッカリした事があるのです。

もしかしたら同じような経験をした方がいるかもしれません。

という事で、学習した事をアウトプット、シェアしたいと思います!

是非お付き合い下さい!

 

冷凍タコはかたい?

冷凍食品として売られたタコの場合は、果たして鮮魚から冷凍されているのか、それとも茹でタコなのかを確認する必要があります。

イカやタコの様な動物頭足網のうち、エラを二つ持ち吸盤や鉤(カギ)をもつものは二鰓類(ニサイルイ)と言われます。

実際にはあのタコやイカを覆っているのは全て筋肉なのだそうで筋肉繊維が詰まっている生き物なのだそうです。

でも一度冷凍する事で、表面のヌメリが取り除かれるだけでなく筋肉が壊れるので柔らかくなるのだそうです。

『タコは一度冷凍するのが良い』とプロの料理人さんが言われているのを聞いた事があります。

ではなぜ私が調理をした冷凍タコは固くなってしまったのか?

そのタコは鮮魚のタコの冷凍ではなく下茹でされたタコでした。

その後色々調べたり聞いたりして、どうやらその時固くなってしまった原因は解凍の仕方とその後の調理を間違ったせいだと気付きました。

夕食のメニューをギリギリで決めた為、即解凍しなければと冷水に漬けたものの間に合わず、半解凍の状態で塩を入れたお湯で茹でてしまったのです。

冷凍されたまま茹でる方法もあるのですが、茹で時間も十分でなかったのでより一層タコを硬くしてしまったのだと思います。

 

冷凍タコを上手に解凍&柔らかく調理する方法を紹介!

冷凍タコを上手に解凍させる方法

一番重要なコツとしては、時間をかけてゆっくり解凍する事です。

冷凍タコがかぶるくらいの水をビニール袋に入れて1%〜2%程度の塩を加えて塩水を作ります。

その中にタコを入れたら口をしっかり閉じます。

そのビニール袋ごと冷蔵庫でゆっくり解凍させるのです。

タコの大きさによりますが、前夜から冷蔵庫に入れておくと調理したい時には解凍されていると思います。

もしも急を要するのであれば、冷水の中につける事で冷蔵庫解凍よりも早く解凍できます。

大事な点は、熱を加えるなど“乱暴な”解凍をしない事です。

因みにタコにかぎらずイカや、エビなどの甲殻類もこの方法が効果的です。

 

冷凍の袋のまま茹でる

冷凍茹でタコの場合には、冷凍の袋に入ったままの状態で沸騰したお湯の中に入れ、15分くらい茹でると良いです。

冷水(氷水)をボールに用意しておいて、茹で上がったらすぐその中に袋ごと入れて冷やしてください。

タコが冷めるまでそのまま放置します。

 

解凍したタコを柔らかく調理する方法を紹介!

1)弱火でコトコト、長時間かけて煮ること!

イタリアでのレシピを見ると、どれもみんな時間をかけてコトコト煮ること!が原則です。

ワインのコルクをタコと一緒に鍋に入れて煮るという『裏技』を、魚料理専門レストランのシェフから教えてもらった事があるのですが、やってみてもコルクの効果は分かりませんでした。

急激に温度を上げた湯の中に入れることも身を固くする事になる様です。

一気に入れずに足から少し入れて出してというのを繰り返し、少し馴染ませてから中へ!

コツは弱火でコトコト、沸騰直前くらいを保ちながら長時間じっくり煮ることの様です。

2)タコを叩いてから煮る

ただ、あまり強いと皮までボロボロにしてしまい吸盤が取れてしまったりするので、よく叩くのですが乱暴すぎず・・加減が大事です。

尚、日本食の料理人さんはイタリアの煮方とは違って茹で時間は3分〜5分と言います。

一旦沸騰したらそこから3分強。

そしてそのままお湯の中で冷まします。

3)大根パワー

大根の中にある酵素アミラーゼ(ジアスターゼ)に秘密があります。

大根おろしでタコを最初によく揉むという方もいます。

若い頃に冬の北海道に行ったのですが、その時に宿泊していたホテルの近くに屋台のおでん屋さんがありました。

その屋台で買ったおでんの中の、よく味が染み込んでとろっとした蛸足が忘れられません。

おでんには大根が付き物ですからね。

大根の酵素パワーを知ると、おでんというのは最も賢いタコ調理法だという気がしてきます。

麺棒代わりに大根でタコを叩くという人もいます。

その大根を調理で使うのであれば一石二鳥ですね。

タコを煮る際の注意点

1)タコを冷凍した段階でぬめりは取れているはずなのですが、もし下処理として更に塩もみをしようとすると、塩もみすることでタコの身は固く縮まります。

それを柔らかくするためにも叩くというのは効果的です。

叩く時には叩いた時に身が叩き返しをせずにクタッとするくらいまでしつこく叩きます。

ただし、前述しました皮が傷んだり吸盤が取れてしまうと見た目がよくなくなってしまうので注意しましょう。

2)和食ではタコを煮る時間は3分くらいという方が多いです。

実際に沸騰した後3分くらいまでは身が柔らかく、そのまま茹で続けると固くなってしまうのです。

でもその場合は、煮続けると良いです。

タコが柔らかくなるのは煮る時間5分以内か3・40分以降だと言われます。

3)味付けをする場合は、タコが柔らかくなってから調味料を入れる様にします。

特に味醂は身を固くする調味料ですので、使う量やタイミングに注意が必要です。

火を止めてからそのまま一晩寝かせるくらいだととてもよく味が染み込んで柔らかく美味しいタコになります!

 

冷凍タコはかたい?上手に解凍&柔らかく調理する方法を紹介!のまとめ

今回は、冷凍タコはかたい?上手に解凍&柔らかく調理する方法を紹介!というテーマでお届けしました。

タコは冷凍タコがかたいと言うわけではなく、逆に冷凍することで筋肉が壊れてタコを柔らかくする作用を起こします。

ポイントは上手に解凍することとその調理法だったのですね。

そのポイントを押さえておけば、家庭で間違いなく柔らかく美味しいタコ料理が味わえます!

ぜひお試し下さい!

お役に立てれば幸いです。

最後までお付き合いありがとうございました!