今回は、黒い服を洗濯した時に白くなる&白い跡が残る原因は何?防ぐ方法や対策も紹介!
と言うテーマでお届けします。
一般的に、冬の季節に多かったと思われる黒い服。
そろそろ衣替えもしなければだし、着る事がない黒い服を洗わなければ・・と言うご家庭も多いのではないでしょうか?
我が家の場合は特に次男が黒好きで、ほぼ一年を通して黒の服がほとんどなのです。
黒い服って猫の毛は目立つし(ペットを飼っているご家庭は理解して下さるかと)、埃もつきやすいし結構メンテナンスに気を使いますよね?
特に、洗濯をした後になぜか目にする白い粉のような跡、経験ないですか?
今回は、黒い服を洗濯した時に白い粉の様なものがつくのだけれど何故?とお困りの方に、一年中黒い服を洗う事の多い私スペランツァが(笑)、少しでもお役に立てる情報をシェアできればと思ってこのテーマを取り上げました。
白くなる&白い跡が残る原因や防ぐ方法や対策もご紹介しますね。
目次
黒い服を洗濯した時に白くなる&白い跡が残る原因は何?
黒い服洗うとこうなるの、なんとかしたい pic.twitter.com/mSKHu0rfSh
— にゃるせ@6/11ホロケット【ロ03】 (@_nyaruse_) April 9, 2020
同じ様な事を多くの方が体験している様子ですね。
まず、こうなる原因なのですが、次のことが考えられます。
1:色ごとに分けずに洗濯をする
イタリアでは、私が暮らし始めた約30年くらい前も洗濯をする時に黒や暗色の衣類とそうでないものを分けるのが普通でした。
暮らしてみてびっくりした習慣の違いの一つです。
もっと厳格に言うと、白の衣類、色付き衣類、黒の衣類と色分けは3つになります。
洗剤も黒や暗色用があったり。
と言うのも、イタリアの洗濯機には温度設定があって、白のコットンなら60度で洗うし、色モノなら40度が適温・・と言うようにプログラムも分かれているのですね。
90度と言う設定もあります!
よっぽど繊維が傷みそうな気がしますが、恐らく都市の中心や歴史的景観を保つ地区などだとは景観を損ねると言う理由で外干しを禁止されているところもあるので、太陽消毒ができない代わりに洗濯温度で殺菌効果を出しているのではないかなと思います。
温度が上がると色落ちもしやすいので、予め色別に洗濯すると言うのは理にかなっていそうですよね。
白はより白く・・恐らく蛍光発色剤とか漂白剤みたいものが入っているのではないかと思いますが、黒は黒が色褪せない様に黒の鮮やかさを保つといったキャッチフレーズで洗剤メーカーが商品開発に力を入れている様です。
2:洗剤が溶けきらない&濯ぎがしっかり出来ていない!
私は最初、粉石鹸を使っていたので粉石鹸が解けないのではないか?と思いました。
もしくは、イタリアの場合は水質が硬質のために家電の故障の1番の原因が石灰なのですね。
その為に毎回の洗濯時に石灰除去剤(カルキ取り)を加える事が推奨されているのですが、製品の質によってそれが解けきらないのかなと疑ったこともありました。
それで、洗剤も石灰除去剤も粉でなく液体を使う様にしたのです。
ところが、それでも白い跡は無くならない!?
これは一体どう言うことか?
で洗剤について調べてみたら、たとえ液体洗剤といえどもその成分は物質として残留する可能性があると言うことが書かれていました。
これはショッキングでした。
液体の洗剤ならそのまま水に溶けるものとばかり思っていたのです。
洗濯の過程で泡となる液体洗剤も、十分な濯ぎをしなかったりすると成分そのものが物資化して残るらしいのです。
そういえば、水道の修理をしている知り合いが言っていました。
よく排水問題を起こしやすいシャワーや洗面台で、詰まる原因は髪の毛やうっかり流れてしまったゴミ類ばかりを思いがちですが、実は石鹸や洗剤類が曲者なのだそうです。
排水溝に流れていくのでそれ程気にしないのですが、実はその成分はパイプにこびりついて残りやすいと・・。
洗濯洗剤は結局身につける衣服を洗うものだし、我が家は次男がアトピー性皮膚炎だったりアレルギー持ちだったので、幼い頃はできるだけ自然成分で作られたものを選ぶ様には心がけていました。
成長するに従ってだいぶ身体も丈夫になったので、匂いにも煩い次男を満足させるべく香り重視で洗剤を選ぶ様になっていました。
3:タオルのような繊維質の素材のものと一緒に洗う
乾燥機で乾かすとよくわかるのですが、タオル地のものはフィルターに残る繊維がとても多いですよね?
古い繊維を取り除いていると説明を受けたのですが、このままだと洗う度にどんどん薄っぺらになりそうな感じです(笑)。
でもそれだけ繊維が落ちるということで、洗濯中にも落ちていて一緒に洗っている他の衣類につくというのも十分あり得る気もします。
ただ、繊維の白さかそれ以外の粉っぽい白さなのかは分けて考える必要がありますが。
どちらにせよ、タオル地はタオル地のものだけで洗濯した方が無難であるのは間違いありません。
インフラの値上げで生活がさらに厳しくなっているイタリアでは、だからこそ洗濯は毎日でなくて、ある程度まとまってから洗うというのが一般的です。
4:洗濯の水量が少なすぎ
個人的には、この原因がほぼ占めているのではないかと思っています。
プログラムにある洗濯量に合わせての水位センサー。
センサーで自動的に水位が決まる洗濯機がほとんどだとは思うのですが、たとえば重量はなくてもカサがある様な場合、やはり衣類がいかに水の中で泳げるかって大事なのだと思います。
少なすぎる水量の中では衣類が広がらず、結果合間合間にいろんな成分が溜まり込んだりするのがこの白い不可解な跡となるのではないかと。
洗濯物のかさと水量の関係、試しに一度見直してみると良いかも知れません。
5:洗濯機自体の汚れ
ヨーロッパに多い横入れドラム式の洗濯機は別として、かつてからある日本の上から入れる全自動の洗濯機の場合、ゴミとリネットが設置されていますね。
古い繊維や洗濯物についていた汚れなど、洗濯機には排水されていかなかった分のゴミが蓄積されていきます。
ネットの汚れをこまめに捨ててネットを清潔にしていくことも大切です。
また、洗濯機内はどうしても湿気が残り、また水あかも溜まりがちです。
重曹とお酢を入れて洗濯槽をお掃除する、または市販の洗濯槽洗いを使って定期的に洗濯機掃除をすることを心がかけたいです。
黒い服を洗濯した時に白くなる&白い跡が残るのを防ぐ方法や対策を紹介!
僕の洋服の大半は黒と白(洗濯しないアウター等を除く)。こうしておくと洗濯が楽。白いシャツやTシャツはタオルやシーツと一緒にがんがん洗える。黒は黒だけをまとめて、色柄用洗剤で優しい洗濯。黒長持ちで、他への色移りが防げる。今日は黒い服の洗濯日。気になるとこだけ予備洗いして洗濯機へ。 pic.twitter.com/2Dbr0sFxQH
— 石川 俊介 (@SHUNSUKEISHIKAW) May 16, 2021
既に原因を紹介したところで大概の防止対策もご理解いただけたかと思うのですが、まとめてみます。
1:洗剤は適量に!
洗剤によってその分量は違うので、きちんと取り扱い説明書を読み入れすぎない事を心がけましょう。
ついつい、多く入れればそれだけ綺麗になる!と思ってしまいがちなのですが、過剰な洗剤は排水溝への影響も出てきたり家電製品への負担もあります。
また、溶けきらない成分が浮き彫りになって繊維につくと白い跡になったりするのです。
適した洗剤を選ぶという事も大切かもしれません。
2:洗濯は色別、素材別。
製品の品質、染料にもよりますが、簡単に色落ちしたり化学変化を起こす場合もありますので、できるだけ色や素材で洗濯物を分ける事をお勧めします。
洗濯ネットに入れる!という事を思い付く方がいると思います。確かに洗濯物を守ることになるのだと思いますが、洗濯ネットにも落とし穴があって、繰り返し使っている洗濯ネットの場合は洗濯ネットの中に繊維やゴミがついていて、使うことでかえって白くなるという結果をもたらせた経験があります。洗濯ネット自体をチェックしておく必要がありますね。
3:勿体ない気もするのだけれど水量はたっぷりと。又は一回に洗う洗濯物を少なめに。
イタリアの洗濯機には、お風呂の残り湯を使うプログラムはありません(泣)。
まぁ、あったとしても毎晩湯船に浸かる習慣のない国なので、その恩恵はほぼ期待できませんが。
ここの所の国際情勢から、インフラの値上がりが半端なく日々の生活を脅かしている中、洗濯機の水量をふんだんに使うのは多少罪悪感すら覚えたりするのですが(私だけ?)
黒の服を守るか、節約に徹底するか・・。
と言って、節約するあまり水量を減らしたせいで黒の服をダメにする結果となると、新たにまた買わないととなる可能性がありますから結局節約にはなりませんね。
目先だけでなく長いこと見通して行動することが大切と自分自身にも言い聞かせています。
4:市販の黒色復活剤的なものを取り入れる
黒服専用!🖐
黒いお洋服を集めて、黒復活シートと一緒に洗濯するだけ!
色あせた黒いお洋服が買ったばかりのときの黒さによみがえります!🎵ドクターベックマン
ブラック&ファイバーリフレッシュシート
税込1,155円 pic.twitter.com/0sXjyRv86p— 東急ハンズららぽーと湘南平塚店 (@Hands_Hiratsuka) September 21, 2020
イタリアにも色落ち防止シートはあります。
今回のテーマの白い粉を落とすという対策とはちょっと離れますが、でも黒を鮮やかに保つという目的で、変についた跡を取り除くのには利用できそうです。
お試しになってみてはいかがでしょうか?
|
5:洗濯槽の定期的な掃除で水アカすっきり!
洗濯機そのものが汚れている場合は元も子もありません。
前述しましたが、お酢と重曹を入れた水で全行程行って掃除をするのはお勧めです。
又は、市販の洗濯槽洗剤に頼ってみるのも良いと思います。
|
黒い服を洗濯した時に白くなる&白い跡が残る原因は何?防ぐ方法や対策も紹介!のまとめ
今回は黒い服を洗濯した時に白くなる&白い跡が残る原因は何?防ぐ方法や対策も紹介!と言うテーマでお届けしました。
お気に入りの黒い服、少し面倒でも洗濯する際に一手間かけることで白くなるのを防ぐ事が出来、どれだけ長く着用できるかもかわってきます!
また、黒い服を洗濯する際の問題点やその予防策&対策を理解することにより、躊躇せずに好きな黒い服を選んで購入する事が出来ますよね。
黒い服愛好家の皆さん、一緒に黒い服洗濯のエキスパートを目指しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!