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まっくろくろすけとススワタリの違いは何?それぞれの正体を考察!

まっくろくろすけとススワタリの違いは何?それぞれの正体を考察!
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語呂合い的にも名前としても可愛いまっくろくろすけ

となりのトトロの中で出てくるのですが、今ではすっかり人気キャラクターの様になっています。

今回は、まっくろくろすけとススワタリの違いは何?それぞれの正体を考察!というテーマでお届けします。

 

まっくろくろすけとススワタリの違いは何?

まずはまっくろくろすけとすすわたりを簡単に紹介します。

まっくろくろすけ

となりのトトロの中で、草壁一家が引っ越ししてきた長らく空き家だった家に住み着いていた生き物です。

ピクシブ百科事典上では次のように説明されています。

姿は真っ黒な1頭身の丸い毛むくじゃらで、目が二つある。甲高い鳴き声を出す。
「トトロ」では住みついた周りを煤だらけにするおとなしい妖怪とされ、サツキ達は絵本でこの名前を知ったらしい。家中を綺麗に片付けられてしまったので夜の間に出て行ってしまった。

目にする事ができたのはサツキとメイ姉妹のみ。

隣に住むおばあちゃんは、これをススワタリと言い、おばあちゃん自身も子供の頃には見ることが出来たと言っていました。

妖怪にしては可愛らしすぎるキャラクターですよね。

それに、サツキやメイから逃げ回るシーンもあります(笑)。

サツキがお父さんに「ゴキブリでもない、ネズミでもない、黒いのがいっぱいいたの!」と説明したのを受けて、子供たちを怖がらせまいと「それはまっくろくろすけだな!」と言ったようです。

サツキ:「絵本に出ていた?」

お父さん:「そうさ。明るい所から急に暗い所に入ると、目が眩んでまっくろくろすけが出るのさ。」

どうやら暗順応の説明をした絵本を読んだ事があるようです。

さすが非常勤とは言え大学の講師であり、考古学者でもあるお父さん!

暗順応とは:暗い所で目が慣れて、しだいに物が見えるようになること。⇔明順応 ーGoo辞書より

 

ススワタリ


トトロの中ではサツキとメイの家を管理していた隣りのおばあちゃんが、それはススワタリだと言ったことから、ススワタリをサツキとメイのお父さんによってまっくろくろすけと呼ぶようになったというのが一番しっくりくるようです。

ただもう一つ、ススワタリとして思い出されるのが同じくジブリ作品の中の『千と千尋の神隠し』で釜爺の下で魔法をかけられて働き続けているのがススワタリたちですね。

ススワタリ(煤渡り、すすわたり)とは、スタジオジブリの映画「となりのトトロ」と「千と千尋の神隠し」に登場する架空の妖精(付喪神)である。作中ではまっくろくろすけまたはくろすけなどと呼ばれることもある ーウィキペディアより

ウィキペディアでもこの千と千尋に出てくるススワタリはサツキとメイにまっくろくろすけと呼ばれる生き物(?)と同一であると書かれています。

 

まっくろくろすけとススワタリの違いは?

それでも作品内でそれぞれを見る限りは違いも見られます。

ここで言うススワタリは『千と千尋の神隠し』の中に出てくるススワタリを指しいます。

  1. まっくろくろすけは人気のないところに住み続けるので物を食べたりはしない(と思われる)。一方でススワタリは餌として金平糖を与えられている!
  2. まっくろくろすけは手足がなく空中を浮遊。一方でススワタリは手足を使って石炭を運ぶ。
  3. まっくろくろすけは人気を感じると別の場所に引っ越してしまうと言う人嫌いの気があるが、ススワタリは千に対してもとても友好的だった。

メイとサツキが「まっくろくろすけ出ておいで〜♪出ないと目玉をほじくるぞ〜♪」と呼んでも隠れたままだったまっくろくろすけ。

と言っても、そう呼ばれて出ていくのも怖い気がしますけれどね(笑)。

また、釜爺の下のススワタリは魔法をかけられている為に働かなければ消えてしまうという状況にあるので、本来のススワタリとは違う可能性もありますよね。

 

まっくろくろすけとススワタリの正体を考察!

まっくろくろすけ=ススワタリの姿

以下もウィキペディアからの引用になります。

黒くて丸い、子供のこぶしほどの大きさの毛玉状の身体をしている。そして、その真ん中に二つの目がついているという姿である。形状的にはケサランパサランに近い。胴や足が付いたイラストも存在する。

ケサランパサランとは、江戸時代以降の民間伝承上の謎の生物とされていて、未だにはっきりとは動物なのか植物なのか分からない、未確定物体です。

外観はタンポポの綿毛や兎の尻尾のようなフワフワした白い毛玉みたいで、見ると幸運を呼ぶとも言われます。

見た目的にはケサランパサランの黒バージョンがススワタリ(まっくろくろすけ)とも言われているようです。

 

まっくろくろすけ=ススワタリの正体は何?

このまっくろくろすけとススワタリの正体は、漢字で『煤渡り』と書かれる通り煤と埃のようです。

住居を煤とほこりだらけにしてしまうものと一定の地域では言い伝えられているようで、ススワタリの気配を追って二階へ上がったサツキとメイの手足が真っ黒になるシーンがあります。

これをすぐススワタリだと気付いた隣のおばあちゃんに「それは妖怪なのか」とお父さんが尋ねると、「そったら(そんなに)おそろしげなもんじゃねえよ。ニコニコしとれば悪さはしねぇし。」と言う答えでした。

因みにウィキペディアにある付喪神(ツクモガミ)とは、次の様に説明されています。

日本に伝わる長い年月を経た道具などに精霊が宿ったものである。人をたぶらかすとされた。 ーウィキペディアより

人をたぶらかすかどうかは別としても、日本人的な考えでは物にも精霊は宿るとされるし昔から家にも座敷童子が住み着くとか言われます。

その精霊の姿は子供にしか見えない・・とは言え、おばあちゃんの孫の勘太にはそれらもトトロも見えないので、ある一定の子供にしか見えないようですね。

となりのトトロの時代設定は昭和30年頃なのだそうです。

とすると、当時の台所や風呂場に都市ガスが引かれていたりIH化がされていたはずもなく、家の隅々に煤が溜まると言うのもわかります。

そこにも聖霊が宿っていると言う日本的な考え、言い方を変えるとファンタジーかもしれませんが私個人としては納得しやすく好きな考え方です。

 

まっくろくろすけとすすわたりの違いは何?それぞれの正体を考察!まとめ


今回はまっくろくろすけとススワタリの違いは何?それぞれの正体を考察!というテーマでお届けしました。

作品内での表現のされ方が違うだけであり、トトロの中のまっくろくろすけススワタリの事をサツキとメイによって呼ばれた相性である、故にその正体は同じでしたね。

現在では余程の田舎でないと、なかなか煤が溜まるような作りの家屋に出会えないとは思います。

今もどこかにまっくろくろすけ(ススワタリ)たちはひっそり身を隠しているのでしょうか。

また是非ジブリ作品の中で登場してほしいですね。