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となりのトトロの時代はいつが本当?舞台背景がどこかも紹介!

となりのトトロの時代はいつが本当?舞台背景がどこかも紹介!
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今なお人気のジブリ作品『となりのトトロ』。

最初の公開はもはや34年前の1988年でした。

繰り返しみては愛され続けるトトロの世界!

ちなみにイタリアでの公開は21年後の2009年9月18日でした!

今回はとなりのトトロ時代はいつが本当?舞台背景がどこかも紹介!

というテーマでお送りします。

 

『となりのトトロ』時代はいつが本当?

ウィキペディアによると、昭和30年代の初夏のストーリーとあります。

なのでつい今まで『そうかそうか昭和30年代か』で済ましていたのですが、実はこれをくつがえす宮崎駿監督ご自身の言葉が紹介されているのです。

その中から考察すると昭和28年が正解のようです。

スタジオジブリ非公式ファンサイトジブリの世界の中にその記述を見ることができます。

時代設定については、『コクリコ坂から』のパンフレットに掲載された「企画のための覚書」の中で、宮崎駿監督自身が「『となりのトトロ』は1988年に1953年を想定して作られた。TVのない時代である」と語っていることから作者の設定が正しいものと考えます。

また、ロマンアルバムに収録された公開当時のインタビューでも、昭和30年代説を否定しています。

宮崎(駿監督):昭和30年代初期っと言うのは実は嘘で、本当をいうとテレビがまだない時代の話なんです。

作者の言葉となれば、他に何も付け足すことはありません。

 

時代想定にあたって混乱する原因

作品内にはサツキとメイのお父さんの書斎とお母さんの病室にカレンダーがあります。

それによるとお父さんの書斎のカレンダーには1955年=昭和30年とあります。

一方でお母さんの病室のカレンダーによると、7月の1日が火曜日と分かりますのでそれから調べると1952年=昭和27年1958年=昭和33年がヒットします。

しかも、さつきが受け取る電報にはしっかり昭和32年8月11日という日付があるのです。

なんと、それらは全てバラバラ!

なぜそんなにもバラバラなのかは記述が見つかりませんでした。

初期の構成の段階では昭和30年代という設定だったようなのですけれど、ここまで一貫性がないとなるとわざと遊び心でバラバラにしたのかもという気もしますね。

宮崎駿監督ならあり得なくもない気がします。

 

時代を感じさせる懐かしグッズ

作品内から時代を感じさせる懐かしグッズをピックアップしてみましょう。

  1. 引っ越してくる家
  2. 土間の台所と窯
  3. 薪で炊く風呂
  4. 水汲みの井戸のポンプ
  5. 昭和を感じる自転車
  6. 木造の学校
  7. 連絡方法は電報
  8. まだ普及されていない電話とその電話機の型
  9. 時代を感じさせるバス停

 

草壁一家が引っ越してきた家の裏設定

実はこの家には裏設定がちゃんとあるのだそうです。

以下はスタジオジブリ非公式ファンサイトジブリの世界の中で紹介された宮崎駿監督のインタビューです。

宮崎(駿監督):ああいう日本家屋と洋間をつなげた家は昔はよくあったんですよ。実はあの家は半完成、全部出来上がってはいない家なんです。庭にしても、ちゃんとした庭を作ろうと思ってたんだけどちゃんと作らないうちに家が用無しになってしまった・・要するに病人が死んでしまった家なんです。

僕は基本的にあの家は病人を療養させるために建てた離れのある別荘だと思ってるんです。結核患者の人のために建てた離れなんですね。で、その人が死んでしまったのでそのまま用無しになって空いてた家なんです。そう考えていた家なんです。離れが妙に日当たりが良さそうなのもこの設定のためですね。

結核という病気が『国民病』や『亡国病』と呼ばれて死亡原因の第一位だった時代(1950年代)を象徴している記述だと思われます。

幸いにも徐々に生活水準の向上や医療の発達により、結核が不治の病ではなくなりつつありました。

サツキとメイのお母さんは、作中では引っ越しの時にすでに1年の入院生活をしているという設定だったようです。

そして、正式な病名は語られてはいませんが胸の病気とされていて結核だったと言われています。

その当時32歳という若さで、非常勤とはいえ大学の講師をして、翻訳をしたり考古学者としての研究をされていたサツキとメイのお父さん。

大学も卒業しているという事はそれなりに裕福な家庭の出身だと想像ができます。

エンドロールではお母さんが無事に退院した様子が伺えますが、お母さんの退院後の生活にもふさわしいお家にと引っ越して来られたようです。

 

井戸の水を汲むポンプや薪で炊くお風呂、木造の学校やバス停

これらについては昭和30年代以降に生まれ育った私自身も、祖父母の家やその近所で記憶があります(笑)。

なのでこれらのものを時代を決める要素とはできませんが、懐かしい昭和のレトログッズとして紹介しました。

 

『となりのトトロ』舞台背景がどこかも紹介!

以下ウィキペディアからの引用です。

トトロと主人公たちが住んでいる緑豊かな集落のイメージの由来について、かつて在籍した日本アニメーションのある聖蹟桜ヶ丘、子供のころに見て育った神田川、宮崎の自宅のある所沢、美術監督の男鹿和雄のふるさと秋田など様々な地名を挙げており、作品の風景はこれらが入り混じったものであって、具体的な作品の舞台を定めたのではないとしているが、2018年に発売された「トトロが生まれたところ」という本で、宮崎本人が所沢が舞台となったと記してある

スタジオジブリの公式サイトの中でも、『となりのトトロ』の舞台は埼玉県所沢市近郊と表記されています。

ですが、実際は他からの要素も色々組み込まれているのでしょうね。

宮崎駿監督は息子さんが二人いらっしゃるのですが、次男が誕生する前に所沢に転居されているのです。

きっと、所沢という地での子育てが作品にインスピレーションが与えられたかも知れませんね。

埼玉県所沢市といえば東京都との県境に位置しています。

そして、すぐお隣りの東京都東村山市とまたがるように狭山茶でも有名な狭山丘陵が広がっています。

東京東村山市にある病院が、作中でサツキとメイのお母さんの入院していた病院のモデルなのだとも言われています。

トトロの出るような森の舞台背景が都心から離れた地方なのではなく、埼玉県の所沢市だというのは個人的に嬉しく思います。

昭和20年代後半の話ではありますが、それでも日本という国には元々八百万の神様がいると言われていて、都心に近いところでも精霊や妖怪?も暮らし易い土地であったと思うのです。

 

となりのトトロの時代はいつが本当?舞台背景がどこかも紹介!まとめ

コピーライター糸井重里さん(サツキとメイのお父さんの声役でもある)のキャッチコピー:

このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん

きっといて欲しいと、1986年公開時から願い続けている子供です(笑)。

今更感もありますが、繰り返し見てもまた見たくなる、そんな『となりのトトロ』の世界の時代背景を今回はお届けしました。

となりのトトロ時代はいつが本当?舞台背景がどこかも紹介!

お付き合いただきありがとうございました!

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