イタリアの若者ロックバンドマネスキン。
少し遡るのですが、今年6月初旬にドイツで開催されたROCK AM RINGフェスティバルに出場しました。
その会場では9万人の観客を前にパフォーマンスをしたと言われています。
そしてつい先日、その時の舞台裏でのインタビュー動画がYouTube上で配信されました。
今回はマネスキンインタビューでニューアルバム情報ネタバレ有り?4人の音楽感と人物像も紹介!をお送りします。
そのインタビューはドイツ人インタビュアーから英語で投げかけられるもので、軽い質問から音楽性を追求するものまでとてもテンポ良く、和やかに談笑する様に進められています。
マネスキン4人の若者バンドマンのすごいところは、英語で普通に会話が成り立つところですよね。
流石、インターナショナルで世界を舞台に活躍する要素を元々兼ね備えていたかの様に思います。
だからあれだけ英語の曲も歌えるのでしょうけれど。
どんな内容だったのか、2022年8月14日にイタリア語で配信されたこちらのRockol.itの記事から紹介します!
YouTubeで配信された英語のインタビューはこちらからご覧になれます。
目次
マネスキンインタビューの中にニューアルバムに関してのネタバレ有り?
🎥 | Måneskin on stage at Rock Am Ring Festival w/ ‘Touch Me’.⚡️
3/3
— MÅNESKIN OFFICIAL FANCLUB (@ManeskinFanClub) June 3, 2022
インタビューは去る6月初旬にパフォーマンスをした、ドイツでのROCK AM RINGフェスティバルでの演奏の合間に行われた様です。
ドイツ人のインタビュアーは最初のドイツ語の紹介の後に突如イタリア語で「私は不幸な事にドイツ語を話せない唯一の愚かなドイツ人です。」と言って4人のバンドマンを笑わせました。
Rockol.itのイタリア語の記事は『ニューアルバムに関するネタバレは無しね、でも・・』というタイトルです。
この一言『ネタバレなしね』は何に対してかというと、次のニューアルバムに関してでした。
マネスキンは2021年に発売された二枚目のアルバム『Teatro d ‘Ira vol-1』“怒りの劇場第一巻”も大ヒットしています。
インタビュアー:『Supermodel』(5月にリリースされたシングル曲)の後、大ヒット『Teatro d’Ira Vol-1』の後継者となるべく期待のアルバムが近いうちに発表されそうですか?
それに対してギターのトーマスは『多分?』と答えを濁らせているのに対してヴィクトリアがかなりはっきりとした『Yes!』を即答。
インタビュアーが察したらしく『この質問は答えられるものですか?』と歌手ダミアーノに振ると、ダミアーノが『あぁこれはネタバレになってしまう!』と答えにくそうに言ったことを受けて『OK!OK!ネタバレ無しね、やめましょう!』とこの質問は打ち切りになったのでした。
とはいえ、彼らの機密プロジェクトに対する慎重さは決してそのインタビューを中断することなく次々に質問が飛び交います。
例えば彼らの好きなイタリア料理を聞いたり、どんなジャンルの音楽を聴くかやラジオから自分達の曲が流れてくるのを聞いてどう思うかなどいかにもファンサービスといった軽い内容のものもあれば、合間に核芯をつくような真面目な質問もありで、客観的に聞いていてもさすがの進行です。
インタビューから感じとる4人の音楽感と人物像も紹介!
🌙#マネスキン 初の来日公演まであと1日🌙
メンバーは日本をエンジョイ&取材対応もばっちりこなし、絶好調の状態です⚡️
皆様も準備はOKですか?#Måneskin #マネスキン初来日
🎧予習プレイリストを再生▼https://t.co/AejtKX5rhz pic.twitter.com/p1THXL3T4C
— ソニーミュージック洋楽 (@INTSonyMusicJP) August 17, 2022
“真面目な”質問の中に、新しい次なるアルバムについては英語の曲かイタリア語の曲か?と聞かれると、フロントマン=歌手ダミアーノは「イタリア語の曲もあるけれど現時点では英語の曲に重点を置いている。」と語りました。
実際この後の6月17日に彼らのエルヴィス・プレスリーのカバーアルバムが発表されています。
2022年話題になった映画ELVISのサウンドトラックも含まれているものです。
「イタリア語と英語、どちらの言語で歌う方が好きか?」と言う質問に対してダミアーノは「特にどちらの方がという事はない。別にどちらであっても。」という返答でした。
その後付け足して「ただ、同じ曲で両方の言語を使うことは決してない。それは自分にとっては少し恥ずかしいという思いがする。」 と言いました。
そこにすかさずヴィクトリア:「必ずともそうではないのでは?状況によると思うけど。」と。
少しダミアーノとヴィクトリアの間のやりとりになり、ダミアーノは「例えばこれがDJだったなら、テクノをやってまた別のジャンルをやってと切り替えることはクールかもしれない。でも自分達がやっている音楽の中では、それはかなりうんざりするものになると思う。」
日本では日本語の歌にサビが英語とかは良くあるのですが、ダミアーノ的には(あくまでも彼のやっている音楽の中ではという言い方ではありましたが)それは受け付けられないみたいです。
ドラマーのエーザンにインタビュアーが「どのくらい制作のプロセスに関わっているか?」という質問を投げかけました。
エーザンは「ほぼ全て!自分達は常に深く制作プロセスに関わる様にしている!」と確信を持って答えました。
バンドマンそれぞれが音楽が全てとは言わなくても、音楽中心に生きているというのが感じられます。
ギターのトーマス:「自分達4人とも好みはバラバラなんだ。ロックありテクノありラップあり・・」
ヴィクトリア:「だから時々ツアーバスで聴く音楽で喧嘩になるのよね(笑)」
マネスキンインタビューでニューアルバム情報ネタバレ有り?4人の音楽感と人物像も紹介!まとめ
Good morning Tokyo! 🇯🇵 pic.twitter.com/LwQnIEDU0N
— MÅNESKIN OFFICIAL FANCLUB (@ManeskinFanClub) August 16, 2022
今回はマネスキンインタビューでニューアルバム情報ネタバレ有り?4人の音楽感と人物像も紹介!というテーマでお届けしました。
「自分達は今いる立場、そこまできた経緯などを認識しているし重要性も感じている。でも同時にまだ若いので今まさにこの個性を伸ばしている真っ最中であるのも事実だし、後から振り返った時に今正しいと思うことが実は間違っていたと言うこともあり得るかもしれない。』とはダミアーノ。
つくづくこの若者達はあの派手なステージパフォーマンスと裏腹に、とても芯のしっかりした好青年であるという印象を受けます。
最後にインタビュアーが「ファンたちのロールモデルとなっていると感じるか?」と言う質問をしたのに対し、
「現実的に考えて、自分達誰しもが別の誰かのロールモデルとなれる事はあり得ないと思う。」
と言う非常に現実的そして哲学的(と言うべきか)の返答で、このインタビューを締め括っています。
20代前半で世界中にファンを持ち、その実力で数々の賞を獲得している若者4人のロックバンドマネスキン、ミュージシャンとしてでなく人としてもとても成熟しているように感じました。
いよいよ初来日!日本でのパフォーマンスです!
これからのマネスキンの活躍も益々楽しみです。