作品の中の猫にばかり注目してしまう・・猫好きさんのアルアルです。
今回は、耳をすませばに出てくる猫の種類は?バロンとムーンのモデルとなった猫も紹介!というテーマでお送りします。
『耳をすませば』の原作は柊あおい作の漫画でした。
1989年8月からリボンに連載された作品で、それをスタジオジブリが1995年にアニメーション映画化したのです。
内容・あらすじに関しては特にここでは割愛しますが、キュンとなる青春時代の淡い恋愛ストーリーですね。
若者たちにはきっと等身大に、かつて若者だった我々には遠い目で古き良き青春時代を懐かしみつつ、カウントリーロードのメロディがいつまでも頭から離れなくなるそんな作品です。
携帯もスマホももちろんラインもSNSもなかった時代の話が、今でもなおこれだけ人気であると言うのはそれだけの理由があるのだと思います。
今回は、この作品の中で影の主人公(?)となる猫の存在を取り上げたいと思います。
耳をすませばに出てくる猫の種類は?バロンとムーンのモデルとなった猫も紹介!
お付き合いください!
目次
『耳をすませば』に出てくる猫の種類は?
次の金曜ロードショーは『耳をすませば』です🎻#耳をすませば #耳すま #ジブリ #金曜ロードショー #金ロー #月島雫 #1995年 #バイオリン #本名陽子 #高橋一生 #露口茂 #室井滋 #ネコ #徳間書店 #金曜日 #カントリーロード pic.twitter.com/P49RTCENdM
— シン・イチSUN☀︎ (@shinichi40sai) August 20, 2022
『耳をすませば』の中にまず出てくる猫といえばムーンです!
ムーン
『耳をすませば』の主人公月島雫が初めてムーンと出会うのはなんと電車の中です!
かなり印象的な初対面ですよね?
想像できますか?
電車に一人(一匹)で乗っていて座席におとなしく丸まっている、時々窓から外の風景を見る、そして降りるべき駅で何食わぬ様子で降りていく・・そんな猫に出会うところを!
そんな状況にあって見たい(笑)!
作品から汲み取るムーンの特徴とは?
ムーンというのはあくまでも天沢聖司が名付けて呼んでいる名前です。
雫を天沢聖司の祖父の古道具屋『地球屋』に導いた張本人(猫)なのですが、電車でどこへ行っていたのかは謎です。
そして、無愛想ながらも人懐っこいとも思えるムーンはどうやら野良猫の様です。
満月の様な顔で丸々している姿。
野良猫でもやせ細っている訳ではないの行く先行く先で可愛がられて餌ももらえているものと思われます。
「オタマ」とか「ムタ」とも作品内では呼ばれていますね。
ムーンの種類は何?
野良猫という設定なのとその姿から想像してみても、猫の種類としては特に属する種類はなさそうです。
この『耳をすませば』には原作漫画があると紹介しましたが、実はその原作の中ではムーンは黒猫とされています。
でも、スタジオジブリの作品の中で黒猫といえばキキ!
そうです、『魔女の宅急便』の黒猫が人気キャラクターですね。
なので、イメージがダブってしまうのであえて変えたのだそうです。
男爵人形バロン
ムーンによって導かれたようにたどり着いた古道具屋の『地球屋』。
そこのウィンドゥの中に一見目を惹く存在だった猫の男爵の人形。
実は『地球屋』は天沢聖司の祖父の店で、地下ではヴァイオリン制作の教室が開かれています。
天沢聖司はそこでヴァイオリン製作を学んでいたのでした。
その祖父の宝物であったのがバロンという猫の男爵人形です。
『耳をすませば』ではあくまでも人形なのですが、そのバロンの背景にある物語を天沢聖司の祖父西四朗から聞いた雫の頭の中にバロンを主人公にしたストーリーが広がり、雫が小説を書く事になるという運びです。
そして、その雫の作品ということで発表されるのが『猫の恩返し』となります。
その中ではバロンはとてもエレガントでありながらかつ『キザ』な猫の事務所の所長という立場です。
話すし動くしで魅力を発揮しています!
バロンの容姿の特徴から考えられる種類は何?
朝真顔で見つめてくるテリヤキ#アビシニアン #猫好きさんと繋がりたい pic.twitter.com/nI2vh9oCAG
— スキヤキとテリヤキ (@sukiyaki_blue) August 20, 2022
毛は短毛で色は黄色と茶色の間です。
ただし、原作の漫画では焦茶色です。
逆三角形の顔型に大きなアーモンド型の目、耳は三角にピンと立っています。
体型は細め。
その特徴に合う猫の種類というと、ズバリ『アビシニアン』説が濃い様です。
猫好きさんの中でも大人気のアビシニアンは、原産国はエジプトかエチオピアかイギリスかとイマイチはっきりしていませんが、イギリス兵が『アビシニア高原(エチオピア)から連れ帰った珍しい猫』と紹介されたことからアビシニアンと名付けられたと言われています。
また、古代のエジプトの絵にも出てくる猫はアビシニアンだと言われています。
性格はおとなしく大きな声で鳴くことはあまりない反面、友好的で遊んでもらう事を喜ぶ活発な性格でもある様です。
そう言われると、一見寡黙な感じがしながら(人形バロンの印象)雫の物語の中ではとても活発に格好よく振る舞い紳士的な姿で描かれている様子がぴったり来る気がします。
バロンとムーンのモデルとなった猫も紹介!
バロンはドイツで作られた人形
『地球屋』の店主であり天沢聖司の祖父である西司朗がドイツ留学中に出会い、3日間頼み込んだ末に手に入れた人形と説明しています。
バロンというのは男爵の意味です。
その身なりから貴族らしさが漂います。
そして、このバロンには持ち主が絶対に分かれば慣れにできないとしていたパートナーの貴婦人がいたと言います。
修理中だったパートナーの人形が戻ってきたら必ず引き合わせるという約束のもとで手に入れることが出来たこのバロンの人形ですが、実際はそのタイミングで戦争が始まってしまい、パートナーを引き取りバロンと引き合わせるべく西司朗と連絡をとる約束だった女性ルイーゼとも会えないままとなってしまった悲しいエピソードの主人公です。
目はエメラルド原石が埋め込まれているそうです。
いかにもヨーロッパの骨董品屋さんで出会えそうな人形だと思います。
ただ、実際にその様な人形のモデルとなったものがあったのかはわかりませんでした。
ムーンにはモデルとなった猫が居た!
原作漫画の中では黒猫だった事は既にお伝えしました。
この映画の中の様な姿になったムーンには、実際モデルとなった猫が居たそうです。
なんと、それはスタジオジブリの中に実在していた『ウシコ』です。
ウシコとは、白い毛に黒いマダラ模様がまるで牛の様だから名付けられたとか(笑)。
ウシコって実は、ジブリの別の作品『借りぐらしのアリエッティ』の中の飼い猫ニーヤのもでるでもあるという人気者なのです!
耳をすませばに出てくる猫の種類は?バロンとムーンのモデルとなった猫も紹介!まとめ
来週は「耳をすませば」か〜
楽しみ! pic.twitter.com/LhljWIBpcf— ばた (@ne9otak) August 19, 2022
今回は、スタジオジブリの『耳をすませば』の中の、二匹の猫に焦点を当ててお届けしました。
耳をすませばに出てくる猫の種類は?バロンとムーンのモデルとなった猫も紹介!
何よりもこのバロンが主人公となりバロンとムーンが活躍する作品『猫の恩返し』の存在も猫好きさんには嬉しいですよね。
是非是非両方伴わせて、繰り返し見て楽しみたい作品たちです!