2023年もあっという間に3ヶ月が過ぎようとしています。
春分の日もすぎて、どこを見ても花々が咲き誇っていて自然にワクワクしてくる季節ですね。
日本の様に3月が学年末ではないイタリアは、スーパーの売り場に並ぶ卵型の大きなチョコレートや“コロンバ”と言うなのイースターケーキを見ながらイースターを意識する時期です。
そしてもう一つ、日本人には馴染みはないけれどイタリアを始めヨーロッパ諸国や多くの国が習慣化しているのが冬時間から夏時間への切り替わりの時期という事です。
イタリアでの夏時間への切り替わりは、毎年3月の最終日曜日となっています。
今年は3月26日です。
ということで、今回は2023年の夏時間が始まります!イタリア生活で体験した失敗談とは?というテーマでお届けします!
最後まで是非お付き合い下さい!
目次
2023年の夏時間が始まります!
Domenica torna l’ora legalehttps://t.co/lqOSPBES8E
— Il Post (@ilpost) March 25, 2023
だいぶ日が長くなってきました。
私はもう10年ほど前から早朝ウォーキングをご近所さんと一緒にしているのですが、平日の朝の出発時間はam5:50で約1時間歩いています。
イタリアも真冬の気温はかなり厳しく、特に朝晩はマイナスになる事も少なくありません。
そんな中でも真っ暗な中懐中電灯を片手に全身寒さ対策をして歩いています。
ウォーキング中の約1時間全てを懐中電灯に頼る時期を超え、真っ暗の中出発しても1時間歩いている間に少しずつ明るくなり途中で懐中電灯は必要なくなるという現象を、毎朝身をもって感じています。
2023年夏時間はいつからいつまで?
夏時間は毎年3月最終日曜日から10月の最終日曜日です。
即ち2023日3月26日から10月29日までです。
日本との時差は何時間?
夏時間になる時には1時間先に進むことになるので、時差は7時間と縮まります。
因みに冬時間の間は時差8時間です!
日本の方が進んでいます。
一時間時計の針を動かすのははいつ?
3月最終土曜日の夜から日曜日にかけてです。
正式には日曜日のam2時がam3時に、1時間進みます。
逆に夏時間から冬時間へ移行する際は、am3時の時にam2時に戻ります。
今ならほぼ全てのものが寝ている間に“自動的に”移行されているのでまず問題ないのですが、以前は家中のアナログ時計の数を数えて一つ一つ時計の針を動かしてから寝る様にしていました。
一気に変更させておかないと、時計を見るたび混乱してしまうわけです。
イタリア生活で体験した失敗談とは?
毎年夏時間から冬時間になる10月末は、一時間遅れる・・即ちその日は一日25時間になりこのイベントを落ち着いて迎える事が出来ます。
一方で3月末の方はというと、逆に1時間損をしたかのような心境に。
実は私はまだイタリアの生活を始めたばかりの頃に大きな失敗をやらかしました(汗)。
失敗エピソード
いまだにあの時の冷や汗を忘れられない為、夏時間に移行する時には若干緊張感を伴います。
もはや30年近く前の話ですが、たまたま朝一番の電車に乗ってローマに行かなければならない用事ができました。
正確には仕事です。
元々は旅行業に携わっており、ちょうどローマでの日本人ガイドが足りないからと助っ人を頼まれたのでした。
朝5時すぎだったでしょうか。
私が当時暮らしていたアパートから駅までは、なかなかの距離がある上にそんな時間には公共の交通機関は走っていません。
たまたま駅に向かう途中に住んでいる友人がいたので、頼んでその夜は早朝まで待機させてもらいました。
そして電車の時間に合わせて徒歩でなんとか駅に到着し、やれやれと電工表示版を見たところ“出発済み”の表示が出ているではありませんか⁉︎
その頃私の中では夏時間・冬時間の移行は日曜日から月曜日にかけての夜中に行われると間違って覚えてしまっていたのです。
それに、当時はスマホもないしインターネットもありませんでした。
駅にいたタクシーの運転手さんと交渉して、とりあえず別の方面から来る電車が通りそうな駅までタクシーで行く事に!
留学していた頃の方が今よりも手持ち金が多かったというのも皮肉ですが、考えたらよくも運良くお財布にお金が入っておりました(涙)。
とはいえ結果は相当な赤字となったのでした。
一つ付け足すと、何事も無かったかのように待ち合わせのホテルに入っていくと、待ち合わせの時間が近かったのにも関わらずお客様の姿がロビーに見られません。
隣接した朝食会場には、慌てる様子もなく朝食を取られている日本人の方が数名いらっしゃいます。
お声がけしたらその方々がその日ご案内するグループでした。
日本からの添乗員さん無しのグループだったので、前夜空港でお出迎えしたイタリア人のアシスタントが夏時間に変わる事をお伝えし忘れたのか、又はお伝えしたけれどご理解いただけなかったのかはもはやわかりません。
お客様側もまだ1時間あるからとのんびりご朝食タイムを取られていたのでした。
このエピソードを毎年の如く思い出すお陰(?)で、以降今年に至る約30年間、3月最終日曜日に1時間時計の針が早まるのだという事を忘れたことがありません。
全ての経験には無駄がない!という事にしておきますね。
その他のエピソード
たまたま夏時間に変わる日曜日に数名でランチ会を企画したものの、待ち合わせに時間通りに来たのは数名のみ!
他は余裕の顔で1時間後にやってくるという・・。
なんせ当時は携帯電話もありませんでしたからね。
時間が変わってしばらくは、日の暮れる時間が遅くなりずっと明るいのでなんかピンと来なくて夕食を取るのが遅くなりがちです。
お腹の空く時間も最初はちょっとずれてはいますが、だんだん調整されていきます。
こうして10月末までの間、太陽の光を存分に利用活用させてもらいながら夏時間を過ごす事になるのです。
2023年の夏時間が始まります!イタリア生活で体験した失敗談とは?まとめ
今回は、日本にはないけれど、かなり多くの国が取り入れている夏時間制に関しての過去の失敗エピソードを含めてお届けしました。
今ブログを書き終えようとしているこの後間も無く一時間ジャンプします。
これは余談ですが、全て自動で勝手に時間が変わってくれるのもありがたいとは思いつつ、アナログ的に手作業で時計の針を進めたり遅らせたりする時代にもノスタルジーを感じずにはいられません。
2023年の夏時間が始まります!イタリア生活で体験した失敗談とは?
最後までお付き合いいただきありがとうございました!