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イースターには何を食べる?卵で華やかな寿司ケーキを紹介!

イースターには何を食べる?卵で華やかな寿司ケーキを紹介!
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2023年のイースター(復活祭)は4月9日の日曜日です。

キリスト教カトリックにおいては、キリストの誕生を祝うクリスマスと共に大変神聖な行事です。

そしてそういった重要なイベントには『何を食べるか』も重要になってきます。

キリスト教カトリックの国に暮らしながらも、教会行事とは基本的に縁のない我が家ですが、『食べる』ことに関してはいつも一緒に過ごしている友人ファミリーのおかげでイタリアの伝統に便乗しております。

今回は、イタリアでのイースターの伝統料理の紹介に加えて、多くのイタリア人から好評だった寿司ケーキを紹介します。

イースターのシンボルでもある卵を使ったお料理なので、一品添えるのにもちょっとした変わりメニューとして思いの外喜んでもらえました。

ではイースターには何を食べる?卵で華やかな寿司ケーキを紹介!

ぜひお付き合いください。

 

イースターには何を食べる?

イースターには何を食べる?卵で華やかな寿司ケーキを紹介!

イースターと言えば卵ですね。

卵は生命の始まりの象徴とされています。

殻が破られて新たな生命が誕生することと、キリストが死後3日後に復活する事は重なって捉えられています。

そこから卵の殻にデコレーションしたものを飾ったり、卵型のチョコレートが市場に出回る様になりました。

 

イースターの卵料理

イースターには何を食べる?卵で華やかな寿司ケーキを紹介!

イースターの象徴が卵でも、実際にお料理のメニューでの主役というわけではありません。

せいぜい前菜に茹で卵をアレンジしたものが使われるくらいです。

ナポリのイースター伝統料理の一つであるカセッティエラ。

塩漬け肉(ベーコン)やチーズを織り込んで焼いたリング状のパンなのですが、ゆで卵も丸ごと(殻付きの場合もあり!)含まれていてすごいボリュームです。

その様に、地域ごとにある伝統のパンの様なものに卵は使われる事が多いです。

 

メニュー上の主役は子羊

イースターには何を食べる?卵で華やかな寿司ケーキを紹介!子羊料理の中でも最も人気のコトレッタ

イースターの料理のメインは子羊です。

正直毎年この時期になると、いったいどれだけの子羊がご馳走となるべく犠牲になっているのだろうと考えてしまいます。

イタリアに暮らす日本人として、私は一時期捕鯨をする日本への厳しい非難が高まった時に居心地の悪い思いをしていたのですが、イースターの子羊は何故良いのか全く理解に苦しみます。

という余談はさておき。

キリスト教において、子羊は神に許しを請うための生贄として捧げられたとされ、神の子羊=キリストの象徴とされているのです。

そのため子羊の肉を食べたり子羊の型をとったケーキを食べたりするのが伝統となっています。

 

イースターのお菓子

イースターには何を食べる?卵で華やかな寿司ケーキを紹介!

クリスマスにはパネットーネやパンドーロがイタリアのクリスマスケーキとして紹介されますが、イースターのケーキはコロンバです。

そうそう、コロンバ(鳩)もイースターのシンボルの一つでした。

鳩型(と言われてもかなり想像力豊かである必要がありますが)に発酵させた生地を焼くパンの様なケーキで、砂糖漬けのフルーツ入りやアーモンド入りなどのバリエーションがあります。

様々な大きさの卵型チョコレートも欠かせません。

卵型の空洞のチョコレートの中にはお楽しみプレゼントが入っているので二重の喜びです。

イースターには何を食べる?卵で華やかな寿司ケーキを紹介!

地方ごとの伝統菓子もあります。

中でもリコッタチーズが主な材料のナポリのパスティエラ・ナポレターナはとても有名です。

イースターには何を食べる?卵で華やかな寿司ケーキを紹介!

 

卵で華やかな寿司ケーキを紹介!

イースターには何を食べる?卵で華やかな寿司ケーキを紹介!

前述したようにキリスト教カトリックに属さない我がファミリーですが、お友達ファミリーに便乗してイースターの食事はいつも楽しませていただいています。

お友達ファミリーによって伝統は守られつつ、私の担当料理は大概イースターとは全く関係ないものとなっています。

今ではイタリア人の間でも寿司好きさんが多いので、もはや何かの機会がある度に私はお寿司を作る事が多くなりました。

その寿司も、いつも握りや海苔巻きだと喜ばれますが代わり映えがないなと、ある時寿司ケーキにしたところ思った以上に好評だったのです。

1つには物珍しさ、2つ目には見た目の華やかさ、3つ目には実は卵がふんだん!という事で、作る私としてもらすると普通にお寿司を作るより簡単で早く作れる事がありがたく、最近では作る回数が増えてきました。

その時々手に入る材料でアレンジが効くのも嬉しいです。

 

寿司ケーキの作り方

直径24cmの型の場合

  1. 4合のご飯を炊いて酢飯を作る。
    酢飯用の合せ酢は1合につき砂糖・塩各5gずつに酢10ccの分量が私の中ではベター。
    酢はイタリアの白ワインビネガーでOK
  2. ご飯を2等分して、もし何か会えるもの(塩昆布とかゆかりとか)があれば半量の方に和えておく。白いままでもOK
  3. 間に挟むため、ツナ缶を出汁と醤油で味付けしながら炒る。
  4. 型にサランラップを敷き、ご飯→炒ったツナ→残りのごはんと敷き詰める
  5. ケーキ型になったご飯を盛り付け用のお皿に移す。サランラップは取り除く。
  6. 4個分の卵で錦糸卵をつくる
  7. ご飯の上に錦糸卵をふんだんに乗せる
  8. 表面上のデコレーションをする

デコレーションに使えるのは

  • スモークサーモン(できれば色が濃いものの方が映えます)
  • きゅうり
  • 枝豆
  • いくら
  • うずらの茹で卵
  • 赤ピーマンのピクルス などをファンタジーで。

ケーキを切るときにはナイフを濡らしてからカッティングすると切りやすいです。

 

イースターには何食べる?卵で華やかな寿司ケーキを紹介!まとめ

イースターには何を食べる?卵で華やかな寿司ケーキを紹介!

いよいよ今週末となった2023年のイースター。

今回はイースターには何を食べる?卵で華やかな寿司ケーキを紹介!というテーマでお届けしました。

外国に暮らす日本人の方々が、イースターに限らず何かの機会に作ろうとしたらら手に入る材料に合わせてアレンジ可能なのでおすすめです。

日本で暮らされている方も勿論、豊富なバリエーションが楽しめると思いますので良かったら作ってみてくださいね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!