今年度を最後にMotoGPからの撤退を正式に発表したスズキ。
チーム・スズキ・エクスターは第13戦オーストリアGP決勝で転倒し負傷、9月2日からの第14戦サンマリーノGPの欠場が決まっているジョアン・ミル選手の代役として、日本人ライダーの渡辺一樹選手を起用すると発表しました。
チームは代役参戦させる選手選抜において複数のライダーを検討したとの事です。
それぞれのコンディションなどを考慮した結果、全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスにYOSHIMURA SUZUKI RIDEWINからフル参戦し、表彰台への経験もある渡辺一樹選手を起用することを決めた様です。
今回は渡辺一樹MotoGP撤退間近のスズキで参戦決定!日本人ライダーに期待の声!というテーマで渡辺一樹選手に注目します。
目次
渡辺一樹MotoGP撤退間近のスズキで参戦決定!
楽しみつつ頑張ってきます👍😆
でもまずは今の自分に集中します💪 https://t.co/X25FuzrQOF— 渡辺一樹/Kazuki Watanabe (@kazuki__26) August 26, 2022
渡辺一樹選手:プロフィール
- 生年月日:1990年10月2日生まれ(31歳)
- 出身地 :山梨県甲府市
- 身長 :170cm
- 体重 :68kg
- 血液型 :O型
- バイク歴:中学2年生14歳の時から
- 所属チーム:YOSHIMURA SERT MOTUL RACING
ヨシムラジャパンは1954年にヨシムラモーターズとして創業。1960~1970年代半ばまでは4ストロークエンジンを主力とするホンダ、北米ではホンダ・カワサキ車のチューニングを手掛けていたが、1976年に初めて4ストロークレーサーを手掛けたスズキが提携。以降ヨシムラのレース活動はスズキ一色に染まっていく。全日本ロードレース選手権では、4ストロークエンジンのオートバイが参戦するTT-F1クラスやスーパーバイククラスを経て現在はJSB1000クラスを主戦場としており、ヨシムラとは別にスズキ本社でワークス・チームを組織して参戦した1990年代の一時期を除いて、スズキの実質的ワークス・チームとして機能している。
2021年、テクニカルパートナー契約を締結しているフランスのSERT(Suzuki Endurance Racing Team)の要請に応じて関係を強化しスズキのワークス・チーム「ヨシムラSERT MOTUL」としてFIM世界耐久選手権に参戦。ル・マン24時間とボルドール24時間で勝利し、初年度でチャンピオンを獲得した。
渡辺一樹選手がバイクレースを始めたきっかけ
渡辺一樹選手の父親は元モトクロスのレーサーだったそうです。
二人の兄も早くからバイクに乗り始めているのを小さい頃ら見ていました。
最初のきっかけは小学4年生くらいの時で、軽い気持ちで乗ってみたらなんと楽しい乗り物なのだと目覚めたのだとか。
ただ、その時はそのままになり中学2年生14歳の時に父親に改めてバイクに乗りたいとお願いしたそうです。
それからバイクのキャリアが始まりました。
『バイクに乗ると言う事は誰かと競う事』と言うイメージを持ち続けていた渡辺選手にとって、乗る目的はあくまでも速く走る為だったと言います。
5年前、2017年のモーターズの記事に、渡辺選手の人柄が伝わってくるようなインタビューがあります。
抜粋するのは勿体無いのでサイトを紹介させて頂きますね。
ジョアン・ミル選手の負傷は決して喜ばしい事ではありませんが、運も才能の内と言います。
インタビューの中にあるMotoGPに挑む機会が突如訪れたと言うのは嬉しい事ですよね。
撤退間近のスズキ最後となる日本人ライダーに期待の声!
#26の日 🏁#渡辺一樹 選手 #かっちょい~ #鈴鹿8耐 #suzuka8h #スズキ #ヨシムラ #鈴鹿サーキット pic.twitter.com/AGf1xpGm2g
— みみ (@ft200502) August 26, 2022
スズキ・エクスターのチームマネージャー&ヨシムラスズキライドウィンの監督の声
チームマネージャーのリビオ・スッポ氏は、渡辺選手のスズキでの豊富な経験と現段階での全日本ロードにおける力強い実績を評価していると語っています。
その上で、MotoGPは全く別の挑戦となるものの、チームとして最大限にバックアップする旨語っています。
チーム・ヨシムラスズキライドウィンの加賀山就臣(ユキオ)監督も、このチャンスを生かして大きな技術的土産を持ち帰ってくる事を大いに期待しているとエールを送っています。
ファンの声
渡辺一樹MotoGP撤退間近のスズキで参戦決定!日本人ライダーに期待の声!まとめ
サンマリノでmotoGPデビューの渡辺一樹選手!#オートポリス pic.twitter.com/X8DlwS8P0p
— 金のミルク (@hsmkor906) August 27, 2022
今回は、渡辺一樹MotoGP撤退間近のスズキで参戦決定!日本人ライダーに期待の声!というテーマでお送りしました。
ジョアン・ミル選手の回復を願いつつ、渡辺選手には是非このチャンスを大いに生かしてもらいたいと心から期待します。
スズキは撤退直前ではありますが、是非モーターレース最高峰のMotoGPを日本人レーサーで盛り上げてほしいものですね。
とは言え、プレッシャーから気負ってしまうと本来の走りが出来なくなる事を老婆心ながら懸念しております。
渡辺選手のどんと構えた落ち着きで、是非是非怪我なく思いっきりらしさをアピールしてくれる事を期待します。