今回は、土用に関してのお話です。
土用期間というのが一年の5分の1に当たる72日間もあるってご存じでしたか?
現在私たちは既に冬土用の期間に入っています。
実は、私自身『土用』🟰『土用の丑の日』という知識しか持っておらず、うなぎを食べる日というくらいにしか思っていませんでした。
昨年幸せを運ぶ風水建築士・谷口玄空先生の『7つの覚醒風水学』の講座を受講させて頂いたことでこの土用のもたらす作用の事も学び、お陰様で知る事の大切さにも気付く事が出来ました。
ただの“古い迷信”だと気にしない方もいると思いますが、頭の片隅に置いておく事で良からぬトラブルを避けることもできるかもしれません。
きっと自分自身が冷静に物事を対処する助けになると思います。
やっぱり古くから伝わる事にはそれだけの理由もあると思うのです。
そこで、今回は土用はイライラしたり不調を感じやすい期間?知って備えたいこの時期の過ごし方!と言うテーマでお届けします。
ぜひ最後までお付き合いください!
目次
土用はイライラしたり不調を感じやすい期間?

我が家の家族は常にイライラモードが高い傾向にある為、果たして土用が関係あるかどうかの実証は難しいのですが(汗)、昨年の冬土用の際には、早速初日に夫が一つの仕事の契約を取り消して帰ってきました。
少し前からかなり不満はあったらしいのですが、どうやらこのタイミングで地雷を踏んでしまった様なのです。
土用の意味とその期間
土用(どよう)とは、五行に由来する暦の雑節である。1年のうち不連続な4つの期間で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつである。五行では、春に木気、夏に火気、秋に金気、冬に水気を割り当てている。残った土気は季節の変わり目に割り当てられ、これを「土旺用事」、「土用」と呼んだ。ーWikipediaより
季節の変わり目に18日間ずつという事なので、一年間に72日間もの間が土用期間という事になります。
一年間を木・火・金・水・土の5つの気に分ける五行に由来しているので、一年の5分の1とすれば当然なのですが、恐らく私の様に夏の『土用の丑の日』以外は意識せず暮らしてきた方が多いと思います。
因みに『土用の丑の日』は、土用期間中に干支の十二支に基づいた日付で丑に当たる日の事を指します。
従って土用の丑の日は夏に限らないのですが、うなぎを食べると良いとされているのは夏の土用の丑の日だと言う事です。
『土用の丑の日』にはそれぞれ良いとされる食べ物があります。
夏の土用には『う』のつく食べ物が良いと言われていて、通常一年で最も暑さの厳しい時期にあたる事から滋養強壮に効く『うなぎ』が定着したと言う事だそうです。
土用の期間は季節の変わり目に分配されているので体調を崩しやすい上に、その時期には特に土を刺激する様な事は避け、遠出や引越しやリフォーム、大きな決断や買い物も避けた方が良いとされています。
2024年の土用はいつ?
2024年、最初の冬土用に既に突入しています。
今年の土用カレンダーは下記の通りです。
- 冬土用:2024年1月18日(木)〜2024年2月3日(土)
- 春土用:2024年4月16日〜2024年5月4日
- 夏土用:2024年7月19日〜2024年8月6日
- 秋土用:2024年10月20日〜2024年11月6日
この期間には一般的に何をする(始める)のも凶とされています。
と言ってこんな長い期間じっと留まっている訳にもなかなか行きません。
だから気にしないで行動した方が良いと思いがちなのも分かります。
幸い土用の障りがない『間日(まび)』と言われる日があるので、それを知っておくと良いかと思います。
やはり干支の十二支に基づいた日付から定められているものです。
2023年のそれぞれの土用の間日は次の通りです。
- 冬土用の間日:1月18日(木)・27日(土)・28日(日)・30日(火)
- 春土用の間日:4月23日(火)・24日(水)・27日(土)
- 夏土用の間日:7月19日(金)・26日(金)・27日(土)・31日(水)
- 秋土用の間日:10月22日(火)・24日(木)・26日(土)・11月3日(日)・5日(火)
間日がこれだけあると分かるとちょっとホッとしますよね。
尚、土曜は立春前、立夏前、立秋前、立冬前の18日間なので、土用最終日は『鬼は〜外!福は〜うち!』の節分にあたります。
土用期間はどう影響するのか?
土用期間にはイライラしたり不調を感じやすいと言うのは本当なのでしょうか?
自然という視点から見た土用
土用の間は、土の気が盛んになるとして、動土・穴掘り等の土を犯す作業や殺生が忌まれた。ただし、土用に入る前に着工して土用中も作業を続けることは差し支えないとされた。また「土用の間日(まび)」には土用の障りがないとされた。五行の性質において、木気は植物のような発育伸長する勢いある傾向、火気は勢いが頂点に達し燃え盛る性質、金気は熱や勢いが衰え凝縮・固化しつつある状態、水気は凝縮しきってエネルギーを秘めつつ静的に留まった状態であり、これらは四季、太陽、植物などの周期変化の観察から象徴化された。土気は土壌におくと種が発芽することの観察から、大きな変化を促し保護する働きと場所の象徴である。ーWikipediaより
土の気が高まる土用は土公神(どくじん)によって支配される為、土を動かしたり刺激する事はタブーなのだそうです。
身体的にも精神的にも顕著に表れやすい土用の影響

土用は季節の変わり目にあたります。
季節の変わり目には元々体調を崩しやすいものです。
何故か疲れやすかったり不眠になったり、例えば腰痛持ちの人ならより腰痛がつらくなったりと弱点を突かれやすいというのもありがちです。
体調が安定しなければ当然イライラもしやすくなりますよね。
ちょっとした事が気に障ったり怒りっぽくなったり、相手の言い方が気に入らないと突っかかりそうになったり。
それが自分だけでなく相手も同じなのですから、ちょっとした言い合いが泥沼化したり、後に引けなくなったりと喧嘩に発展しやすい訳です。
もしかしたら夫婦間でも親子でも、そんな傾向が感じられる人も多いのではないでしょうか。
知って備えたいこの時期の過ごし方!

土用期間には引っ越しや改装、新たにスタートする事や決断、更には大きな買い物すらも避けたほうが良いと言われます。
検索すればそれらの情報は沢山出て来ます。
やる気になっていたものを足止めさせられる様な内容ばかりだと、“やっぱり気にせず我が道を行く!”と思う人も出てきますよね。
そこで、ここでは考え方をちょっと変えて“それならどう過ごせばよいのか?”に注目してみたいと思います。
土用期間の考え方と出来る事
新たなスタートを切ることや決断も避けたほうが良いとなると、一番シンプルなのは土用の期間は出来るだけおとなしくして、自分と見つめ合う時間とする事です。
勿論各々の日常生活はありますので、あくまでも心構えや考え方の参考にと言う話です。
土の中で撒かれた種が芽を出すタイミングを計っている様に、次なるステップへの準備期間とするのがふさわしい様です。
体調を崩しやすいので自分自身の体調管理に心を配り、身体に優しい食べ物を心がけたり、自分自身を癒す為に好きな音楽を聴いたり散歩をしたり軽い運動をしてみたり、または瞑想をするというのも良いと言われます。
大きなものを購入したりリフォームは避けるほうが良いのですが、お部屋の模様替えをしたり念を入れて掃除をするというのも心を整える助けとなります。
また、イライラしがちな時には身体を温めるのもおすすめです!
これは土用期間に限らずの話ですが、幸せを運ぶ風水建築士の谷口玄空先生の『7つの覚醒風水学』の中でも身体を温める事による効用の話があり、その簡単な方法として足湯や半身浴を勧められていました。
身体が温まると自然にホッとして緊張状態も緩みので、穏やかになれたりもします。
特にこの冬土用は大寒の時期とも重なり身体が冷え気味になるので、足湯はオススメです!
私の様に普段湯船に浸かる事が出来ず半身浴も難しい海外生活者にも、足湯なら実行しやすいですね。
それなりに高さのある容器なら何でも良いので、42℃位のお湯で足首が浸かるくらいまで(谷口先生は足首より10cm位上までを推奨)をできれば朝・昼・晩・寝る前の4回が良いと言われています。
まずは出来る範囲で1日一回、一回たった5分から10分位でもとにかく始めてみることをお勧めします。
尚、足湯に関してはこちらにも紹介しております!
あれこれしない方が良い土用という考えよりも、この期間は徹底的に自分の為の期間にするという考え方にしたいですね。
万が一良からぬ事が起きたり気分が滅入るとか、第三者のイライラモードに巻き込まれたりした場合には、『土用だからあり得るあり得る!』と深入りしない様に心がけると良いと思います。
私も冷静でいられるように努力します。


土用はイライラしたり不調を感じやすい期間?知って備えたいこの時期の過ごし方!のまとめ

今回は土用はイライラしたり不調を感じやすい期間?知って備えたいこの時期の過ごし方!と言うテーマでお届けしました。
この時期いつもよりイライラしたり体調がスッキリしないと感じたら、一度冷静に深呼吸して『土用だしそんな事もあるよね』と捉えて乗り越えましょう。
とは言え健康上の問題は無理せずに、必要な時にはきちんと受診して下さいね。
私も受講体験者、『7つの覚醒風水学』の風水建築士・谷口玄空先生は、インスタとTikTokで常に有益な情報を発信して下さっています。
今回のテーマ『土用』に関してのより的確なアドバイスもありますので、是非そちらをご覧になる事をお勧めします!
上手に心身を整えつつ、土用期間を出来るだけ穏やかに過ごしていけますように。
最後までお付き合いありがとうございました!