今回は、イタリアで大人気のリクガメ6つの性質とは?ミドリガメについても紹介!というテーマでお届けします。
実はカメってとっても人懐っこい事をご存知でしたか?
カメには水生カメと陸生カメがいます。
子供の頃に縁日で金魚やミドリガメを買った(当てた?掬った?)と盛り上がった記憶がある私の中では、カメを飼うというと絶対的に水生カメのイメージでした。
イタリアに住む様になってから、イタリアでのリクガメ愛好家の多さにびっくりしたものです。
彼らを通して私自身もリクガメと接する機会が多くなったお陰で、実はこんな性質があるのだと学んだ事があります。
と言う事で、イタリアで大人気のリクガメ6つの性質とは?ミドリガメについても紹介!
最後までお付き合い下さい!
イタリアで大人気のリクガメ6つの性質とは?
私のご近所でもリクガメはとても人気なのですが、犬や猫と違って存在をアピールしないので、飼っていても知らず気付かずにいる事が多いと言うのも実情です(笑)。
今回は、あまり知られていない(?)このリクガメの特徴を取り上げたいと思います。
ギリシャリクガメ、ヘルマンリクガメ、ロシアリクガメなど種類はありますが、ここでは一般的なリクガメ性質としてお伝えします。
では早速見ていきましょう!
リクガメの性質紹介その1:実はすばしっこくて冒険家!
【拡散希望】埼玉県北本市、北本駅西口方面です。
リクガメが迷子になりました。
大事な大事な家族です。ヒガシへルマンリクガメ、甲長20cm位全長25cm弱。
2022.5.12 12:00〜12:50の間の日光浴中に庭から逃げてしまった様です。
遺失物届提出済。#拡散希望 #リクガメ #迷い亀 pic.twitter.com/TBnBj8TlNW— 幸せの黄色いインコ (@X1Vuy) May 12, 2022
”うさぎとかめ”のイソップ物語や童謡を聴いて育ってきた私たちには、カメはのんびりという印象が強いのですが、ご近所のカメはすばしっこくて実は脱走の常習犯でした!
今でこそ囲いをしっかりして脱走は不可能となりましたが、当初は何度もご近所で目撃され捕獲され(笑)。
ちょっとした高さなら乗り越えようとするし、力も強くて通り抜けられないように置いてある材木をどかしてしまったりも!!!
その話を聞く度に、障害を乗り越えようとしてバランスを崩しひっくり返らないか心配でなりませんでしたが、今のところその様な事故にはならずに元気に成長中です。
また、あの小ささでも一日1km位の移動能力は軽く持っているそうです。
井の中の蛙となる事を好まずに、外の世界を知りたい冒険家なのでしょうか(驚)?
あ、このツイッターの迷いカメさん、無事にご家族の元に戻られたそうです。
良かったですね、ホッ。
リクガメの性質紹介その2:草食で食べ方が可愛い!
お向かいさんは、庭の畑の一部に囲いをしてリクガメ達を放し飼いにしています。
もはや畑の主!
食べ物は勝手に自分たちで調達しているので、特に餌を買ったりする事もしていません。
ある朝には畑のきゅうりに、別の朝にはトマトに大きく噛みついた後が!
上の写真にも噛みつかれたトマトが写っていますが分かりますか(笑)?
低い場所になっているトマトに上手にくり抜かれた様な噛み跡があります。
やっと芽が出て来たインゲンは、インゲンがなる前に柔らかな葉っぱが全て食べられてしまったとお向かいさんが嘆いていました(笑)。
雑草の一種とされるスベリヒユは、こぼれ種で自生するし強いので一年草ではありながら毎年勝手に生えて来る、食べられる植物です。
イタリアの田舎では野草を良く調理します。
とは言え、農薬や衛生面を考えるとどこで摘むかは考えもの。
その点自宅の庭や畑なら安心です。
そのスベリヒユをカメ達もちゃんとわかっていて食べています。
歯がないのでむしるようにちぎっては飲み込んでいきますが、その食べ方がまた可愛くて見ていて飽きません。
私の個人的な見解で、ペットにするのに餌が昆虫だったり生き物なのはどうしても躊躇してしまいますが、その点でも餌が野菜や果物と言うのはリクガメの嬉しいところですね!
リクガメの性質紹介その3:冬眠は外気が15度以下になる頃から!
爬虫類で変温動物なので、やはり外気が下がるとカメ達の体温も下がって不活発になるので冬眠します。
大体15度以下位が目安の様です。
落ち葉の下とか土の中とかでじっと温かい春になるのを待ちます。
その為か夏の間も隠れるのが上手で、ご近所さんのリクガメの中の一匹はなかなか姿を表しません。
今までに何度もどこかで死に絶えてしまったのではないかと心配したのですが、そう思うとひょこっと姿を表してまた消えてしまいます。
リクガメにも性格があって引っ込み思案なのかもしれませんね。
リクガメの性質紹介その4:産卵と孵化は土の中!
もう数年前の話なのですが、ご近所さんのリクガメが産卵し無事に孵化しました。
感動的です。
無精卵の事も多いと言われますが、有精卵なら二ヶ月前後で孵化する様です。
通常は土の中に産卵します。
外気が寒い場合、孵化した後のカメの赤ちゃん達が外に出て活動する事が難しいので、暖かくなるまで土の中で過ごすのだそうです。
自然の摂理ってすごいですね。
リクガメの性質紹介その5:実はとっても人懐っこい!
その存在のアピール度は低いリクガメ達ですが、実はとっても人懐っこいのです!
呼ぶとちゃんと来てくれる様になります!
お向かいさんが帰郷等で長期留守となる間、リクガメ達のお世話担当を仰せつかるのですが、段々リクガメも慣れて意思表示が見られるようになったりします。
でも、ありがちですがやっと呼んだら突進して来てくれる様になったと言うその頃に飼い主さんが帰宅!
飼い主であるご近所さんの声を聞いた途端、その喜びようと言ったら想像を遥かに超えたものでした。
初めて亀がこんなに喜びを表す動物なのかと知った瞬間、驚きと共に感動しました!
気持ちは通い合う・・・ペットとしての人気はやはりここですね。
リクガメの性質紹介その6:寿命は約30年?
カメは長生きでおめでたい象徴とされますが、実際ペットとして飼育されているリクガメの寿命は20年〜30年くらいだそうです。
70年くらいまでは生きる事は可能の様ですが。
また、野生化したリクガメは100年生きるのが普通とされている様です。
長生きする動物であるが故に、やはり飼うときにはしっかりその責任能力と自覚や覚悟が必要ですね。
水生カメのミドリガメについて
一方日本においてですが、子供の頃に縁日等でよくミドリガメを連れて帰ってきた話を聞いた記憶があります。
その為私の中では亀を飼うと言うと水槽の中のミドリガメだと思っていました。
ミドリガメとはどんなカメ?
ミドリガメと親しまれているカメの正式名称は「ミシシッピアカミミカメ」と言うのだそうです。
ミシシッピと付いている名前から分かるように、アメリカから日本に入ってきました。
雑食です。
ミドリガメを巡る問題点
家庭で飼えなくなったという理由で川などに放された気の毒なカメ達。
ただ、雑食であるが故生き延びる事が容易な上に、その繁殖力の強さで野生化したミドリガメの数が急増すると言う事が社会問題にまでなりました。
その結果、在来種のカメ達の生態系にも大きな影響を与える可能性が危惧されて「要注意外来生物」とされました。
2020年には輸入や飼育が規制される「特定外来生物」とされる可能性があったらしいのですが、2021年8月3日に更新されている環境省の外来主対策のHPを見る限り未だ状況を注視しているところみたいです。
これからの検討次第ですが、今現在はペットとしての飼育に規制はないようです。
「特定外来生物」に指定されるとどうなるのか?
第一に、新たにペットとして飼育をしたり輸入したりできなくなります。
また、既に飼っているカメにも登録を必要とし、勝手に放したり捨てたりすると罰金など懲罰の対象となります。
懲罰のあるなしに関わらず、一度飼った動物はずっと責任持って飼い続けなければなりませんよね。
ミドリガメを飼うにあたって
ミドリガメに限らず水生カメの場合は、常に水をきれいにしておく必要があります。
また、初めは小さくて可愛いと思っても、成長して甲羅が20cm位にまでは成長するそうです。
それに見合った水槽などもきちんと置く場所が確保できないといけませんね。
カメに限った話ではありませんが、安易に飼い始めない!
それはどんな生き物でも共通の注意点であると思います。
イタリアで大人気のリクガメ6つの性質とは?ミドリガメについても紹介!のまとめ
いかがでしたか?
今回は、慣れてくれると本当に可愛くて実はイタリアでも大人気のペットであるリクガメの6つの性質紹介と、水生カメのミドリカメについてお話しました!
確かに環境さえ整えてあげられるのであれば、吠えてご近所迷惑を気にする必要もなく(でも実は鳴き声はあります)、爪でソファがボロボロになる事もない(笑)!
餌が確保出来るなら長期の留守も問題有りません。
ペットとしてのリクガメ、これからも注目されそうです。
これを機会にカメ好きさんが増えてくれると嬉しいです。