天空の城ラピュタの映画の中で、パズーが朝トランペットを吹くシーンがあります。
その音色が印象深く、またその曲にも注目されました。
そのトランペットの曲は久石譲氏作曲の『ハトと少年』。
この天空の城ラピュタの為に作曲された曲なのだそうです。
作品内ではパズーのが毎朝のルーティンみたいです。
亡きご両親を思い1日の始まりに奏でる曲、そんな位置付けに相応しい、爽やかなメロディですよね。
その一方で、トランペット奏者や経験者からは“寝起きにあの高音凄すぎる!”と言う率直な声も聞こえますが(笑)。
ラピュタのパズーが吹くトランペットの演奏は故数原晋氏!数原氏が奏でる数々の名曲を紹介!
今回は、この音色を奏でたトランペット奏者に注目です。
目次
ラピュタのパズーが吹くトランペットの演奏は故数原晋氏!
ハトと少年
映画 天空の城ラピュタ より pic.twitter.com/M2JHGjbNxG
— 🫧安慈 𝓐𝓷𝓳𝓲 🫧 (@A_Hysterics4) August 12, 2022
この演奏は昨年2021年に74歳で他界された故数原晋氏によるものです。
数原晋
かずはらしん(本名:すすむ)
生年月日:1946年9月13日 (没2021年4月享年74歳)
出身地:岡山県
略歴:トランペットを吹く様になったきっかけは中学校のブラスバンド部。
高校時代の1962年には、岡山国体の式典でファンファーレを演奏したこともある。
高卒で楽器メーカーに就職したがすぐに退社。
キャバレーのバックバンドのアルバイトで得た収入を元金にして国立音楽大学に進んだ。
北村源三氏に師事する。
大学入学後にプロに転向し、大学は中退した。
数々のビッグバンドを経てスタジオ・ミュージシャンに転向し、そこで演歌・ポップス・クラシック音楽・ジャズ・フュージョン等ジャンルを問わずに活動した。
数々のテレビ番組やアニメーションのBGM演奏も手がけていて、今でもその音色を耳にする機会は多い。
クレジットで名前が載らないものも含めると、それはそれは多くの作品内で演奏をされてこられたそうです。
トランペッター数原晋氏が奏でる数々の名曲を紹介!
パズーが吹いているトランペットを演奏しているのは、金曜ロードショーの初代オープニング曲『フライデー・ナイト・ファンタジー』でトランペット演奏をしていた数原 晋さんです。#天空の城ラピュタ #ラピュタ pic.twitter.com/NrWKSVJlEH
— ATMA (@Atman_graha) August 12, 2022
以下、作品情報はウィキペディアより引用しています。
テレビドラマテーマ曲
- 必殺シリーズ
- 探偵物語(大谷和夫作曲)
- はぐれ刑事純情派(甲斐正人作曲)
- 刑事物語’85(羽田健太郎作曲)
- 北の国から(さだまさし作曲) など
テレビ番組のテーマ曲
- 金曜ロードショー「フライデー・ナイト・ファンタジー」(ピエール・ポルト作曲、トランペット・ソロパート担当)
- ANNニューステーマ(通称「パッパヤーバージョン」宮川泰作曲)
- コメディーお江戸でござる など
その他アニメーション作品劇伴・挿入歌等も
- 大野雄二作品
- ルパン三世 TV・映画シリーズ
- キャプテン・フューチャー など
- 田中公平作品
- ONE PIECE(主題歌「ウィーアー!」担当)
- シャイダーブルー(宇宙刑事シャイダー 渡辺宙明作曲の編曲)など
- 久石譲作品
- 天空の城ラピュタ(パズーが「ハトと少年」を吹くシーンを担当)
- となりのトトロ
- 魔女の宅急便
- 紅の豚
- その他
- 機動戦士ガンダム(松山祐士作曲「颯爽たるシャア」のソロ)
- 伝説巨神イデオン
- シティーハンター(矢野立美作曲) など
ラピュタのパズーが吹くトランペットの演奏は故数原晋氏!数原氏が奏でる数々の名曲を紹介!まとめ
パズーのトランペットは数原晋さんというトランペッターさんが吹いています。
昨年お亡くなりになってしまいましたが僕が尊敬するトランペッターです。
必殺仕事人やいい日旅立ちのトランペットも彼の演奏です。
演奏は遠く及びませんがハトと少年をよく吹きます。#ラピュタ #数原晋 #パズー— 創間 元哉(そうま もとや) (@sou_motto) August 12, 2022
今回は、天空の空ラピュタの映画の中でパズーが吹くトランペットの演奏者である故数原晋氏に関して、その多くの名曲の紹介も含めてお届けしました。
数原晋氏が演奏した曲のリストを改めてみてみると、あれもそうだったのか、これもそうだったのかと驚かされます。
名作の中に名曲あり。
名曲あってこそ名作有りかもしれません。
良い作品というのは世代を超えても受け継がれていくものですね。
生演奏を聴く機会はもう残念ながらありませんが、他界された後にでもこうやってその美しい音源や映像を聴き続ける事が出来る時代に生きていることにも感謝します。