イタリアで生活を始めた当初は、ガス入りの水なんて飲めない!と思っていました。
今は、水はガス入りでないとと言うくらい、ガス入りウォーターに慣れきっています。
と言っても、イタリア人みんながガス入り水を飲んでいるわけではありません。
人によってはガス入り無理!って言う人も。
今回はガス入りウォーターと炭酸水の違いは何?ガス入りウォーターは美味しいの?
と言うテーマでお届けします。
なぜこのテーマを選んだか?
それは毎日本当に暑いからです。
普段よりも水分補給を必要としてかなり水分をとりますが、全て汗で出ていく感じです。
日本のようにペットボトルのお茶などありませんし、あったとしたら甘いドリンクなので基本的には普段の飲み物はお水になるのです。
今回はお水特集でガス入りウォーターと炭酸水の違いを深掘りして、またガス入りウォーターで割った飲み方を紹介したいと思います。
目次
ガス入りウォーターと炭酸水の違いは何?
蒸し暑いけど走りました。
ミネラルウォーターはガス入り派です。#garmin #beatyesterday pic.twitter.com/2n95rfVBLY— アスレおじさん🔥🐴立川&府中アスレティックFC&レディース (@tachikawa_fuchu) July 7, 2020
ガス入りウォーターと炭酸水の違いは
最初に結論を言ってしまうと、どちらも炭酸を含む水の事を表し、発泡性のあるシュワシュワで無味な水(水自体の繊細な味は別として)いう意味では同じですね。
引用する上でガス入りウォーターと言う場合、一般的にはガス入りのミネラルウォーターを指し示していると考えられますので、その場合その水には成分表示されるべくミネラル含有物があると言う事なのでしょう。
一般的にイタリアも飲用水は購入して飲むミネラルウォーターです。
そういったミネラルウォーターに二酸化炭素のガスが含まれ炭酸となっているものがガス入りウォーターのカテゴリーになるのだと思います。
一方で、日本の場合は素の炭酸水は、飲食業における例えばカクテルのベースの様に原材料として扱われて来たので、一般消費者への普及は割と近年になってからだと言う事です。(参考資料:Wikipedia)
ガス入りウォーター
日本でももう飲用水は、ペットボトルでのミネラルウォーターが主流になってしまいましたね。
イタリアでも通常飲用水はペットボトル(もしくは瓶)です。
昨今は脱プラスティック運動なども手伝って、水道に浄水器を取り付けている家庭も多く我が家もその一つですが、特にコロナ禍のロックダウン中は飲み水が無くなる心配からは免れる事が出来ました
ただ、デメリットもあり、それは万が一何かで水道が停まるような事態になったら我が家にはストックの水が無いと言うことです。
普段から備えはしておいた方が良いのかもしれません。
話はそれましたが、とにかく飲み水=ミネラルウォーターというのがイタリアを始め欧州での常識です。
そのミネラルウォーターにもガス入りとガスなしがあるのです。
しかもガス入りにも強力なガス入りか控えめなガス入りか。
ミネラルウォーターにもものすごい種類があり、種類毎にガスの入り具合も千差万別です。
ナチュラルウォーター
イタリアでは、NATURALE(ナチュラル)とボトルに書かれていたり呼ばれたりする水でも、故にガス無しの水であるとは限りません。
ややこしいのですが、ガス入りかガス無しかを表す時にガス無しをナチュラルと表現します。
でも、ナチュラルミネラルウォーターがガスなしとは限りません。
なぜなら、源泉によっては天然で既にガスの入った水が湧き出る場合があるからです。
最初の頃はよくそれで失敗しました。
まだガス入り水を好まなかった頃、ナチュラルと書かれているから安心してペットボトルを買い一口口にしした途端ヒエ〜ッと。
そうそうもう一つ、ミネラルウォーターに加えてオリゴミネラルウォーターというのも存在します。
そのオリゴミネラルウォーターとは、逆にミネラル控えめの水です。
イタリアの水は硬水で石灰を多く含みますが、確かに人が汗をかいたりするとミネラルも出ていくので補給が必要なんですね。
ただ、疾患のある方によってはそれが負担になる場合もあるようなのです。
誰にも彼にもミネラルが良いというわけではないそうです。
そして、イタリア人が表現するレッジェーラ、即ち軽い=内臓への負担が少ないのはオリゴミネラルウォーターの方だそうです。
炭酸水
炭酸水というと、実家の父が晩酌のハイボールや焼酎を楽しむときに必須な為に、昔から実家にはよくストックされていました。
私がいつの頃からかガス入りウォーターを好むようになってから、里帰りの際に高額なガス入りミネラルウォーターの代わりに愛飲するようになりました。
英語でスパークリングウォーターと言われますが、後から炭酸を人工的に加えられた水でソーダ水とも言われます。
歴史的に最初の炭酸水は、レモネードに重曹(炭酸水素ナトリウム)を加えた物だとされる。重曹とレモン果汁に含まれるクエン酸の化学反応によって炭酸ガスが発生する。この方法は、炭酸ガスを水に溶解させる高圧装置が普及するより早く大量生産されるようになった重曹を利用し、材料を水とともに瓶に封入することで家内工業レベルでも容易に炭酸水を製造可能である。化学反応の産物であるナトリウム塩の風味を打ち消すため、レモネードのように果汁や甘味料、香料などで味付けされ、多様な炭酸飲料へと発展した。この名残で、元来ナトリウム化合物を指すソーダが炭酸飲料の代名詞にもなっている。 引用Wikipediaより
このWikipediaによると、最初の炭酸水自体が既に味のあるものだったみたいですね。
最近は日本で天然水利用の炭酸水と言うのも売られていますので、そうなるとガス入りウォーターとは利用目的が違うと言うだけでほぼ同じに捉えて良さそうです。
ガス入りウォーターは美味しいの?
高級ハイボール向けウイスキーの商品化を進めています。白色系フルーティ原酒(バーボン樽、リフィル樽系)構成のブレンデッドモルトとなり、シャンパーニュをイメージし、グラスでガス入りミネラルウォーター割をプロモートします。アペリティフに。#BEHINDTHECASK pic.twitter.com/IAsCeA0cV3
— BEHIND THE CASK 代表サワダリョウ (@BehindtheCask) March 29, 2022
炭酸水と言うと、日本では原材料としてのイメージというのは既にお伝えしました。
原材料であれば、そこにはミネラルなどの含有物の規定はないものと思われます。
カクテルベースの様に何かに混ぜてシュワシュワ感が出ると爽やかで口当たりの良い飲み物になりますよね。
では、お水という意識で考えた場合にガス入りウォーターは美味しいのでしょうか?
かつて、日本でOLをしていた頃にドイツ人の同僚がいたのですが、彼女が日本にはガス入りの水がないのが不満だと言っていたのをよく覚えています。
今でこそ輸入のガス入りウォーターが手に入りますが、当時は滅多に見ませんでした。
水はガス無しが普通でガス入りなんて水ではない!という私たちに、ガスのない水なんてまるで死者の水みたいなものよ・・と言われたのが印象的でした。
と言っても、それはあくまでも彼女の習慣彼女の嗜好であって、ドイツで水=ガス入りという事ではないと思うのですが、何にしても“ガス入りかガスなしかを選べる”というのがドイツだけでなく一般的なヨーロッパの常識だと思います。
ガス入りウォーターの効用は?
ふと、もうかなり前ですが、日本のある健康番組で、朝をかく夏の時期におすすめのドリンクはガス入りウォーターという特集をしていたのを思い出しました。
ミネラル補給には日本の場合は昔から麦茶を飲みますが、その特集はあまり日本に馴染みのないガス入りウォーターの紹介でもある様でした。
とは言え、確かに夏は炭酸飲料ですきっとする印象があります。
ただ、糖分のある飲料が一般的なので、カロリーも気になるしその瞬間は爽やかでも後味に甘味が残ったりするし気のせいか汗がベトベト感じたり。
水ならスッキリしかもミネラル補給にもなるので、汗をかいた後にはふさわしいと言われるのかもしれません。
美味しいかどうかは好きか嫌いかという嗜好の問題ですよね。
私も最初はガス入りウォーターを好む様になるとは思ってもいませんでした。
それが、イタリア育ちの息子たちやイタリア人の夫はガス無しの水の方を好み(夫は微炭酸あたりが1番の好みですが)、家族でただ一人シュワッシュワピチピチ音が鳴るほどのガス入りウォーターを好んで飲んでいる現在です。
ガス入りウォーターで割って飲む!
ワインのガス入りウォーター割
イタリアでは、食事のお供に昼間でもワインを口にする人が多いのですが、割とワインを水で割って飲む人が多い事に驚きます。
勿論、レストランで高級なワインをボトルで注文して水で割る人はいませんが(恐らく)、家庭で飲む、特に地元の葡萄園で作られているようなワインだとアルコール度も高くなりがちなのできっと割って飲んでちょうどいいのかもしれません。
かつて若い時には(!?)アルコールの分解も早くて美味しくいただけていたワインでしたが、私もいつからか少量を割って飲むのがちょうどよく美味しく感じられる様になりました。
その時、私はもっぱらガス入りウォーターで割ります。
程よいスパークリングワインになって喉越し良いですよ。
スパークリングコーヒー
基本的に、イタリアには日本のようなアイスコーヒーは存在しません。
バール(立ち飲みカウンターが主のいわゆる喫茶店)で夏の限定メニューにカフェ・フレッド(冷たいコーヒ)というのは存在しますが、日本でのアイスコーヒーとは程遠いです。
なので恋しくなったら自宅で普通のエスプレッソを水で割っていたのですが、ガス入りウォーターで割ってみたらこれが結構イケるんです!
スパークリングコーヒー!
機会があったらぜひ試してみてください。
こんな風に、ガス入り水って他のものと割ってソーダ系の飲み物にするのにおすすめです。
何しろベースは水ですから、何とミックスするかによりますがダイエット中の方にもオススメです。
ガス入りウォーターと炭酸水の違いは何?ガス入りウォーターは美味しいの?まとめ

今年は本当に暑いです。
夏バテをしないように栄養と水分補給をしっかりしないとですね。
今回はガス入りウォーターと炭酸水の違いは何?ガス入りウォーターは美味しいの?というテーマでお届けしました。
基本的には炭酸水といえばガス入りウォーターも含む様ですが、細かく分けるとミネラルウォーターの類なのか原材料としての炭酸入り水なのかの違いをご紹介しました。
我が家は飲み水は浄水器を設置してあるので水道から直接飲用水を確保できますが、その水に炭酸を加える事によりガス入りウォーターになるガス入り水作り器を置いています。
我が家のものと全く同じではありませんが、参考商品のリンクを載せますのでご興味のある方はこちらもご参考になさってみてください。
ガス入りウォーターと炭酸水の違いは何?ガス入りウォーターは美味しいの?