小麦粉(日本の場合は薄力粉でOK)500g、ベーキングパウダー8g、砂糖120g、オリーブオイル120g、白ワイン120gに分量外で仕上げのまぶし用砂糖(グラニュー糖)を適量
これだけです!
前述した通り卵もバターも使いません。
このレシピの起源、貧しい中で生まれたお菓子なのです。
数字も120gで均一なので覚えやすいですね。
そこが私のお気に入りでもあります(笑)。
ところで使うお砂糖は、私は普段から白糖よりキビ砂糖や甜菜糖を使う様にしています。
出来上がりの色に多少違いはあるものの、問題無いのでお好みでお好きなものをお選び下さい。
焼く前にまぶす分のお砂糖に関しては、上白糖よりグラニュー糖のようにざらざら感がある方が良いと思います。
また、ワインも私は基本的に白ワインで作りますが、赤ワインでも大丈夫です。
そちらもお好みでお試し下さい。
では、材料をご準備いただけたところで作り方をご紹介します!
2 レシピ 作り方
1)まずはすべての材料を大きめのボールに入れます。
大き目のボールに全て加えて混ぜ合わせます!
私は最初に電動捏ね機の力を借りて少し生地をまとめてから、作業台に移して手捏ねをする様にしています。
小麦粉はベーキングパウダーと合わせて予め奮っておくと丁寧ですが、それをしなくても全然問題ないのがこのレシピのまたまた良いところなのです(笑)。
割とパサパサ感があって気になるかもしれませんが、しっかり全体が纏まればOK!
万が一生地が纏まらない場合には後の作業がやりづらいかと思いますので、本の少しだけオリーブオイルやワインといった液体ものを付け足してみて下さい。
時間的に余裕がある時には生地を纏めた後で15分位ラップをして休ませるとより馴染んで作業がしやすくなります。
お急ぎの際には即次へ!
2)捏ねて成形する作業
作業台の上で、まとめた生地をスケッパーなどで細かく分けます。
それぞれを手のひらで、若しくは作業台の上で細い紐状に伸ばして下さい。
その際に打ち粉は必要ありませんのでご注意下さいね。
打ち粉をしてしまうと、最後にグラニュー糖に潜らせても表面にくっつきません。
また、この作業時にはぼろぼろと生地が崩れやすいかもしれませんが、出来上がりの食感がサクサクしたものになる為ですので根気よく伸ばしてみて下さい。
長すぎる場合は適当な長さにカットしてからリング状にします。
端と端を上手くくっつけて重なる部分を捻るようにすると、焼いても開く事なくリングの形を保てます。
太さや大きさはお好みですが、ベーキングパウダーを含んでいますので、焼いた際に多少膨らむことを考慮してみて下さい。
天板の上にオーブンシートを引き、間隔を置いて並べます。
小麦粉500gだと大体ですが70個前後出来ますので、それは大量すぎるという方は、予め材料を半分で作られてみてくださいね。
長く保てるので我が家は大量生産しています(笑)。
3)焼く
オーブンは180度でセットしてください。
勿論お使いのオーブンの特徴もありますので、基本的にはクッキー・ビスケットのプログラムと同じです。
オーブンに入れる前に、一つ一つリング型にして並べてあるチャンベッリーネを小さなボールなどに入れたグラニュー糖に潜らせます。
上から振りかけるのではなく、ボール等にグラニュー糖を入れてその中に潜らせることで、均等に表面にお砂糖がまぶせます。
その後最度天板の上のオーブンシートに並べて下さい。
180℃のオーブンに約15分間焼いたら出来上がりです!
チャンベッリーネはシンプルなだけに楽しめる豊富なバリエーション!
レシピで紹介したのはあくまでも基本のワイン入りチャンベッリーネなのですが、好みで色々なバリエーションをお試しいただけます!例を挙げてみると
1)ナッツ類入り
アーモンドやナッツ類を砕いたもの(口当たりが良いように)を、粉に混ぜて捏ねてみて下さい!
ココナッツパウダーもお勧めです!
2)スパイス入り
私個人的にはちょっと苦手なのですが、アニス入りは実際に人気です。
他にもケシの実や胡麻、パプリカ等、ベースが甘さ控えめな生地なので少しアクセントで加えてみるのが良いですね。
3)チョコチップ入り!
珍しく(?)我が家の息子二人はそれほどチョコレート好きではないので、自宅用では作ったことはないのですが、イタリア人は老若男女を問わずチョコ好きが多いので喜ばれる事間違いなしのバリエーションです(笑)。
4)チョコ生地
前述した様にチョコ好きイタリアンに喜ばれているもう一つのバリエーションがチョコ生地!
小麦粉に対して10〜15%のココアパウダーを加えて捏ねます。
ココアパウダーが既に甘くなっている場合はその分お砂糖を減らした方が良いかもしれませんが、甘い方が好みの方もいるかと思います。
色々調整してみて下さいね。
5)その他色々ファンタジーで
実はまだ試したことはないですが、抹茶パウダー入りも美味しそうではないですか?
今度試してみますね!
甘さも控えめなので、日本の方々の好みにも合うと思いますし、甘さが足りないと思われたら焼き上がった後で粉砂糖を振りかけても良いと思います。
シンプルが一番、簡単なレシピが何よりですよね。
色々なアイディアを是非お試しになってみて下さい。
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