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暖炉のあるイタリア田舎ライフ!薪調達の話や暖炉での料理も紹介!

暖炉のあるイタリア田舎ライフ!薪調達の話や暖炉での料理も紹介!
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今回は、暖炉のあるイタリア田舎ライフ!薪調達の話や暖炉での料理も紹介!をお送りします!

イタリアでも近年は、暖炉より木質ペレットのストーブの人気が高かったり、元々取り付けられているラジエーターでの暖房に頼り切っている家庭が多いのも事実です。

田舎生まれで田舎暮らしの人たちにとっては、暖炉の火の温かみや雰囲気そのものが無くてはならないものなのですが、都市で生まれ育った方々にとっては暖炉はインテリア的には良いけれど実際の管理や維持が大変という方達が多いのが現状です。

我が家の場合は長閑な環境で暮らしているので、もはや暖炉の炎の温かみや雰囲気がなくてはならないものとなっています。

という事で、イタリアの田舎ライフならではの暖炉にまつわる話を、薪調達から暖炉の恩恵によるお料理の紹介までお届けします!

 

暖炉のあるイタリア田舎ライフ!まずは冬に備えて薪調達の話から!

暖炉のあるイタリア田舎ライフ!薪調達の話や暖炉での料理も紹介!

暖炉について

まだ日本で生活していた頃、お友達と冬の函館に旅行に行った思い出があります。

本来夏の暑さも冬の寒さもどちらも苦手という私に対して、一緒に行った友人の一人は冬が大好きと言っていました。

コートの下に何枚もの重ね着をしているにも関わらず、寒さに震えながら入ったある一件の喫茶店にあった暖炉。

一瞬にして心まで温まるような、そんな心地よい温かさを感じたのをよく覚えています。

炎の温かみや雰囲気は独特で、暖炉の魅力ですよね。

 

薪調達=薪の選び方と管理

イタリアでも例えば都市の中心部だと例え暖炉があるお家でも、恐らく薪の仕入れ先が限られてくるし搬入するのが難しいと思います。

保管場所にも困りますよね。

田舎の場合は仕入れ先の選択肢も多く、商売競争もしっかり成り立っています。

価格もそうですが薪の質や保管状態も大切な要素。

伐採された木が若すぎたり、保管状態がずさんで雨に濡れた状況が続くと点火しにくくなりますから。

我が家のケースをご紹介します。

割と近場に暖炉用薪提供業者があるので、夫が夏の間に木材視察に足を運びます。

夫の場合は元々、何にしても自分の目で確認しないと気が済まない人なのです。

みんながみんなそんな風にしているとは到底思いませんが、実際にその薪を燃焼してみて満足するかどうかはしっかりと吟味します。

満足すればまた次回の仕入れ先も同じになるでしょうし、色々アンテナを立ててあちこちの評判を聞いた上での業者を試して比べてみるとか。

2020年、2021年と2年続けて冬の間はコロナ禍でのロックダウン等で各家庭の光熱費はかなりアップしました。

子供たちもリモート授業ばかりでしたので、普段なら夕方以降点ければ済んだ暖房を朝からつけなければならなかったり。

同じく暖炉の利用度もかなり高かったので、当然薪の消費量もかなり増えました。

皆さんは焚き火やキャンプファイヤーやバーベキューなど、薪に点火した経験はありますか?

日本も東北や北海道では薪ストーブが多いのでしょうか。

薪に火をつけるってアニメや映画からイメージ的には簡単そうなのですけれど、実は難しいですよね?

勿論速攻であのがっしりした薪を燃やすのは無理なので、点火用の細い材木が売られています。

煙突の高さや太さなども関係してきますが、そのあたりは暖炉設計まで遡る話になるのでここでは除外して、点火するときの空気の流れとか点火する時の木材の配置の仕方、薪の重ね方・・ほんと結構コツがいるのです。

そして、燃焼時の熱の伝わり方なども薪によるので、とにかく薪選びはかなり重要な課題であったりする訳です。

 

暖炉に使われるのは主に何の木?

主に暖炉に使われる木の種類としてはブナ、樫、シデの木など広葉樹です。

針葉樹である松やもみの木などもイタリアでは多く生えている木なのですが、比重が軽く熱は多いものの燃焼時間が長持ちしないので、薪の消費量も多くなるので点火時には良いのと燃焼後の炭で調理する料理用の暖炉には良いのですが、長時間を考えるとコスパが良くない様です。

広葉樹の方はよりずっしり詰まった木材で、同じ体積でほぼ2倍の重さとなりますが、その分燃焼も遅いのが特徴です。

広葉樹とは:その名の通り幅の広い葉を持つ広がる木

針葉樹とは:先端が尖った木で葉も幅の狭い木

 

薪のオーダー

イタリアで使う単位にキンタル(クインターレ)という単位があります。

100キロが1キンタル。

一回の薪のオーダーは平均して10キンタル強です。

搬入時は確実に雨が降らない時を選び、トラックに積まれて到着した薪は荷台から滑りと落とす様に下され山積みになるので、オーダーした側もそれだけの場所確保も含めて準備しておかなければなりません。

割高になりますが、その後の薪の積み並べ作業が負担な場合には予め箱型に積み重ねられたものをオーダーする事もできます。

我が家も一度だけ、その状態でオーダーした年があったのですが、購入前に業者で保管されている場所で既に大雨を受けていて、その後カンカン照りの日が続いたにも関わらず積み重なった間に挟まった部分の薪は乾き切らず、その年は燃焼ぶりがあまり良くありませんでした。

その経験から、いくら大変でもばらばら注文をしているのです。

薪搬入日は一家総出!

一見積み木遊びの様ですが(笑)薪セッティングデーが設けられるという訳なのでした。

肉体労働であるのは間違いありませんが、実は正確さも求められる作業です。

薪は材木と違って太さがまちまちだし形も一定では無いので、それをいかに上手に積み上げていけるかは結構知恵とセンスが求められます。

あ、ついでに言うと忍耐力も(笑)。

 

年間の薪の消費量はどの位?

一年通してどの位の薪を消費するかは、家庭によってその暖炉がガラスで閉じられたものであるか開放されたものかにもよりますし、またその暖炉が暖炉ストーブ(燃焼させた熱によって各部屋への暖房設備のエネルギーとして利用される仕組み)かどうかにもよりますが、ガラスで閉じられた暖炉と、料理用の暖炉のある我が家の昨年度の消費量は約20キンタル(2トン)でした。

それだけの木を燃やさせていただいたという訳ですね。

参考までに薪の価格はと言うと、1キンタル平均12〜15ユーロ位(2021年)の様です。

因みに燃やした後の灰はオーガニックなので、植物や木の肥料にもなります。

エコロジーの観点から考えると良い事のはずですが、一体どのくらいの木が伐採されているのかを考えると、木に限った話では無いのですが無限では無い資源と環境問題がふと頭をよぎりますね。

この記事を書いたのは昨年2021年の今の時期でしたが、2022年の現在はイタリア国内のエネルギーのインフレの影響で、この辺り田舎では暖炉離れをしていた家庭も暖炉生活を復活させる計画の家庭が多いようです。

電気代ガス代の価格向上に加えて、ストーブの燃料ペレットが昨年のほぼ倍の金額となったからです。

その為今度は薪の供給が間に合わないと、業者がアップアップしているとのが現状です。

2022年9月18日の段階で、ご近所で薪を新たにオーダーした家庭で価格が1キンタル18ユーロだったという情報がありました。

加えて先日北イタリアの方では暖炉使用も禁止という条令が出されたとというニュースが入ってきました。

この冬は一体どうなるのか不安ばかりです。

 

暖炉での料理紹介

田舎ならではの暖炉のある生活!イタリアの冬薪調達や料理も紹介!

お料理と言っても、要するに“焼く”事くらいなのですが(笑)。

それでも直火でゴォゴォ焼くよりも炭火焼き、じわじわ熱を当てて余分な油を落としながら肉に熱を通すようにするとか、割とコツはいるのです!

 

暖炉で焼く肉・魚・野菜

肉を焼くにも大まかには二通り。

一つは鶏や鳩の丸焼きで、ロースト用の電動の回転機でぐるぐる回しながら燻るように時間をかけて焼いていく方法。

もう一つはステンレス製の網の下に炭火を少しずつくべてやはりじっくり焼いていく方法で、ステーキ肉や豚のリブ、生肉ソーセージなどにふさわしいです。

実は我が家のそのステンレス製の焼き網なのですが、台の方は2段階の高さに対応できる様になっているという、オーダーメイドで作ってもらったオリジナルです!

暖炉で肉を焼くことへの真剣な姿勢が表れていると思いませんか(笑)?

どうしても肉食スポーツ男児を二人抱えているので食事の中心はお肉になるのですが、お魚類や野菜のグリルも美味しいですよ。

素朴な味が目一杯引き出されるのです。

日本では焼き肉の習慣がありますが、そのくらい手軽な感じで暖炉焼き、大活躍しています!

 

焼きじゃがいも

一番お手軽な暖炉料理、それは焼き芋ですね(笑)。

皮をきれいに洗ってアルミホイルに包んでそのまま炎の中に入れてしまいます。

途中で向きを変えたりしながら大体40分で、ほくほく焼き芋の出来上がり!

ナイフで真ん中に切り目を入れ開き、塩・胡椒にオリーブオイル!

もう一つ暖炉ならでは焼き方があります。

皮をきれいに洗うのは同じですが、二つに切り分けたら切った面を塩で覆います。

魚の塩釜焼きのイメージ。

その塩で覆った面を下にして暖炉の底面に直接置いて、上から灰をかけるのです。

その際に注意するのは火からは離すこととその暖炉の底面が既に十分熱く熱せられている事です。

好みでオリーブオイルをかけて頂きますが、塩味が程よく染み込み素朴ながら美味しい味です!

勿論、素材選びも大切ですけれどね。

 

灰の下でじっくり焼く薄パン

暖炉のあるイタリア田舎ライフ!薪調達の話や暖炉での料理も紹介!

夫の出身地の辺りではピッツァと呼ぶのですが、薄く広げた小麦粉で捏ねた生地を暖炉の底面に広げておき、やはり灰をかぶせて焼く薄焼きパンを作ります。

私のブログでトルタアルテーストの話を書いたことがあるのですが、正にそのトルタアルテーストをテースト(鋳物製の鍋・フライパンみたいなもの)の上で焼くのでなく直接焼きです。

薪窯焼きのピッツァをイメージしてもらえると良いかもしれません。

焼き上がったパンは切り開いてほうれん草やチコリ、小松菜等の青菜を炒めたものを挟んだり、ハム類生ソーセージ、チーズなどお好みのものを挟んで食べます。

 

イタリア版土鍋で煮るお豆

豆記事も以前書いたのですが、イタリアには日本のように常食するお味噌・お豆腐・納豆の様なお豆の発酵食品はないにしても、食卓には一年を通してよく豆料理が並ぶ様に思います。

さて、私がイタリア版土鍋と書いたのは、イタリアでよく見かける陶器の鍋類。

素焼きのものが多いです。

その中に炊ける状態に準備したお豆とハーブ類や出汁をとるための野菜を一緒に入れたらそのまま暖炉で放置!

そうすると、少しずつ少しずついい塩梅での火加減でお豆が煮えていくのですね。

私は時間短縮の為に圧力鍋を使ってしまうことが多いのですが、コトコト暖炉で煮るのは優しい炊き具合に仕上がります!

時間はかかりますがガス代節約でしかも美味しく炊ける、正に一石二鳥です!

イタリア版土鍋って?

イタリア全土で陶器産業は盛んと言えます。きれいなデザインの絵付けをされたものは食器として良く使われますが、料理用には土器の素焼き状態、もしくはそこに釉薬が塗られた状態の鍋テラコッタが活躍しています。特に豆料理や煮込みスープなどにはこだわってこれらのテラコッタを使うことが多いのですが、見るたびに日本の土鍋を思い出すのです

 

暖炉のあるイタリア田舎ライフ!薪調達の話や暖炉での料理も紹介!のまとめ

暖炉のあるイタリア田舎ライフ!薪調達の話や暖炉での料理も紹介!

今回は、暖炉のあるイタリア田舎ライフ!薪調達の話や暖炉での料理も紹介!というテーマでお届けしました!

基本的には素朴でシンプルな生活スタイル!

何より田舎暮らしの醍醐味です。

寒い冬ではありますが、暖炉で心身ともに温まり元気に乗り越えたいものです。

最後までお読みいただきありがとうございました!