今回は“ガサガサな手にグリセリンが良いらしい?お勧めの組み合わせ成分も紹介!”というお話です!
イタリアでのあるコラムで「実は知っている人がほとんどいない有益な情報!荒れた手にさよならするクリーム選び!」そんなタイトルに目がいきました。
コロナ禍となってから早くも3年。
訪れる先々で使う消毒液も、より一層肌をガサガサにする要因ですよね。
”手軽に手に入る成分”とある事にも惹かれて読んでみたら、何とその成分というのはグリセリンだと言うのです!
グリセリンとは一体どんなものなのでしょう?
と言うことで、ガサガサな手にグリセリンが良いらしい?お勧めの組み合わせ成分も紹介!
どうぞお付き合い下さい!
目次
ガサガサな手にグリセリンが良いらしい?

イタリアの水は他の主なヨーロッパの国々と同様に硬水です。
ただでさえ肌がガサガサになり易いのに、コロナ禍の習慣はあちこちで消毒薬を手に刷り込まさせられる為、より手が痛ましくなる一方です。
今回私が目にした記事には、「実はあまり知られていないけれど、荒れた手に理想のハンドクリームはグリセリン入りがお勧め」とありました。
グリセリン?
耳にした事はあるけれど、一体グリセリンとはどんなものなのでしょう?
グリセリンとは?
1779年、オリーブオイル加水分解物の中からスウェーデンのカール・ヴィルヘルム・シェーレによって発見されました。
ウィキペディアによると“三価のアルコールの一種”となっています。
学術的に、20世紀以降グリセロールと言う呼び名に変更されたものの、今なおグリセリンという呼び名の方が一般的の様です。
リン脂質や糖脂質といった糖脂質の中に含まれる有機化合物で、それは私たちの体内にも自然に中性脂肪として存在しています。
以前は動物性脂肪から生産されていた事もあった様ですが、現在は主に菜種・やし・大豆・ココナッツオイルから得られていて、特徴としては透明な液体で無臭ですが粘性があります。
化粧品に広く利用されている一方で、製薬業界でシロップに使われたり、食品業界で記事や生地やクリーム、砂糖ペーストの添加物などとしても使われている様です。
グリセリンは美容液などにも使われている有効成分
- 保湿度・伸縮性に優れている
- 皮膚軟化剤と保護の役割
- 他の成分と溶けやすく吸収性が高い
以上の特性を見て理解できる通り、実は皮膚用ローションやフェイスパック・ヘアコンディショナーなどにもよく含まれる有効成分なのだそうです。
グリセリンの働きで、乾燥を防ぎつつ皮膚に優しく浸透して落ち着かせる傾向があると言われています。
粘性があってもベタつく感じがないのは、その吸収性のおかげなのですね。
その安全性から赤ちゃんにも安心して使う事ができると言われています。
但し、個人差もあると思いますので特に乳幼児に使われる際などは、信頼できる専門家や医師に相談される事をお勧めします。
お勧めの組み合わせ成分と効果も紹介!

グリセリンと組み合わせる事によって更なる効果が期待できるお勧め成分をご紹介しますね。
アロエベラのゲル(ジェル)
古代エジプトでも既にアロエベラの効用は知られていたり、マケドニアのアレキサンダー大王もギリシャの哲学者アリストテレスの助言によって、負傷した兵士の治療や健康維持に用いる為にアロエベラの栽培をさせていたとか、またクレオパトラの美しさの秘密はアロエベらだったと言う話も残っています。
現代でも医学品や化粧品、食品にと幅広く用いられるアロエベラ!
グリセリンとの組み合わせにより、保湿効果に合わせて鎮静剤としての効果がより高められます。
肌が荒れて赤くなりがちとお悩みの方には嬉しい組み合わせですね!
シアバター
シアバターとは西アフリカから中央アフリカに生息するシアの木(アカテツ科シアバターノキ)の実から採れる植物性油脂の事で、古くから原産諸国の食料や民間療法において人々の生活に欠かせないものとなってきました。
ヨーロッパにおいてはその優れた保湿性と、オレイン酸など豊富な美容成分が早くから注目され、化粧品や美容クリームに使われています。
グリセリンとの組み合わせは、栄養素的にも補強されて最強の保湿効果が期待されます!
ザクロエキス
保湿効果に加えて抗酸化剤となるザクロエキスを加える事で、抗酸化作用即ちアンチエイジング効果が期待されると言われています!
ざくろの主な原産地はアフガニスタンやパキスタン、イラン、インド北部のヒマラヤ山脈なのですが、その地の人々は兼ねてから長寿と言われています。
また、ざくろは古くから「女性の果実」と言われたり薬用植物として食されてきました。
女性の美容と健康に欠かせないビタミンA、C、Eや葉酸、ミネラル類などが含まれているそうです。
そして中でも特徴的なのは、その優れた抗酸化作用が知られているポリフェノールです。
抗酸化作用とは、体の“サビ”である酸化を抑える作用です。
人間は酸素を体内に取り入れてエネルギーを作りますが、その過程で一部の酸素が活性酸素になります。
活性酸素が過剰に発生するとどうなるのか?
血管や細胞を傷付けてしまい、体の中を酸化させてしまうのだそうです。
活性酸素はお肌にとってもシミやシワの原因となり、即ち老化現象を促進させてしまうので、抗酸化作用を持つ成分摂取がとても大切なのですね。
グリセリン原液を購入すればホームメイド化粧水も!
今まで、既成のハンドクリームからの選び方をご紹介したのですが、実はグリセリンって安く手に入ります。
一般的には500ml入りが1000円前後ですが、中には500ml入りで500円ちょっとと言う商品も存在します!
原液をそのまま使うわけではないので、500mlの原液で相当長く使えます。
化粧水にしたりハンドケアやヘアーケアとして使う際の濃度は、精製水に対して5〜10%内が推奨されています。
いくら良いものとは言っても、加減を超えるとトラブルの元となりますのでご注意下さいね。
作り方は煮沸などで殺菌した容器に、分量の精製水とグリセリンを入れて混ぜる!
コスパも最高!
とは言え、保存料が使われない分ハンドメイドにする際には出来るだけ水道水ではなく精製水を使い、冷蔵庫の中に保管した上で一週間から10日以内に使い切るように心がけて下さい。
少量ずつ作るのがコツの様です!
ヒアルロン酸を加えて高級化粧水となる、このYouTube動画も参考になります!
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ガサガサな手にグリセリンが良いらしい?お勧めの組み合わせ成分も紹介!まとめ

今回は、イタリアのネット記事でたまたま目にした記事を参考に、ガサガサな手にグリセリンが良いらしい?お勧めの組み合わせ成分も紹介!というテーマをお届けしました!
実は、我が次男は幼い頃アトピー性皮膚炎で毎年特に冬になると乾燥する肌に掻きむしる跡・・それはそれは痛々しい状況に悩みました。
小児科のドクターから勧められて長年愛用している保湿クリームは、ファミリーパックとなっているポンプ型なのですが、この記事を見るまで成分を確認した事がありませんでした。
細かい表記に目を凝らして見てみると、しっかりグリセリンと書かれているではありませんか!
しかもシアバターも含まれていました(驚)!
すっかりハンドクリームとしても君臨して使っている今日この頃でした。
少量でよく行き渡るし、ベタつくこともなく快適です。
皆様も、気になりましたら是非成分を確認してみて下さいね。
最後までお付き合いありがとうございました!