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イタリア人は楽譜を読まない?再開したコーラスの活動を通して感じた事をシェア!

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今日は所属しているコーラスグループの一週間に一回の練習日でした。

このコーラスの活動が始まったのは今から約6年前です。

我が息子二人が通った小学校を含む地元の小中学校区で子供達にコーラスの指導をしていたマエストロの下で募集された主に保護者を対象とした一般人コーラスグループ。

イタリアはコロナで完全ロックダウンとなったので、突如練習が中断されて約3年・・・。

誰もが活動が再開される事は無理だろうと諦めていた時に、マエストロから再び招集の声がかかったのでした。

このコロナ禍で生活スタイルが全く変わってしまい、一週間に一度とはいえ夕食後の約2時間の練習に集まることが不可能となり、離脱したメンバーもいる反面新メンバーも加わり私たちの活動が再開されたのが今年1月中旬の事でした。

中には最初マスクを外さなかったメンバーもいましたが、もはやコロナ禍の約3年の中断などまるで別世界の話だったかのように、一緒に発声をしたりコーラスをすることに集中出来るこの時間を精一杯喜び楽しんでいます。

あまりこの様な内容に興味ある方はいないかもしれませんが、今日はこのコーラスに参加しながら感じることなどを書いてみたいと言う気になりました。

イタリア人は楽譜を読まない?再開したコーラスの活動を通して感じた事をシェア!

もしご縁があってこのブログを読んでくださる方がいらしたら、心からありがとうございます!

 

イタリア人は楽譜を読まない?

イタリア人は楽譜を読まない?再開したコーラスの活動を通して感じた事をシェア!

かつてこのマエストロの下で歌う子供達のコーラスを聞いた時に、あまりにも子供達が楽しそうに歌い、しかも本当に美しいハーモニーである事に何度も感動して涙したことがあります。

その時に自然に湧き出てきた質問が、『どうやって歌の楽しさを先生は教えているのだろう?』ということでした。

約6年前に保護者を中心としたコーラスグループを募集します!というお知らせを受けて、迷うことなく(いや、少しは迷いましたが・・イタリア語の発音に自信ないし)名乗りを挙げたのは、その秘密が探れるこんないい機会は無い!と思ったからです。

 

コーラスグループの成り立ちとマエストロ

このコーラスグループは基本的に、地元の幼小中学区内に子供たちを通わせていた保護者や教員達、卒業生などから形成されています。

たまたま私の暮らしている地区の学区内の幼・小中学校では伝統的に音楽に力を入れている学校でした。

マエストロ(指揮者・指導者)は、この学区内にて約二十年間非常任教員として子供達にコーラスを指導してくれていました。

コロナで恐らく一番先に取り除かれた教科が、悲しいかな音楽(歌)だったのではないかと思います。

この3年の間に歌を教えられなくなった後、別の学区内の小学校で援助を要する児童の為の補助教員になったそうです。

 

楽曲の学び方

私自身は、幼稚園に通っている頃にYAMAHAの音楽教室に通わせてもらい、小学校に上がってからはピアノを習い、中学校ではコーラス部の補助部員としてコンクールに出たり高校では吹奏楽部所属だったりと、人生常に音楽に携わりながら来たおかげで楽譜を読むのは問題ありません。

衝撃的だったのは、新しい曲を学ぶ際に最初にすることが楽譜を読む事ではない事でした。

まずはマエストロの歌うメロディを注意深く聞きます。

そして、即区分けにしたメロディに合わせて歌い出すのですね。

小学生低学年の児童などは、楽譜から学ぶのは難しいだろうなと思ってはいたものの、大人のコーラスまでが楽譜に頼らない学習法とは!

と言って、楽譜は必要です。

楽譜上の表現の指示は注意深く見るように指示されるからです。

でも、何より耳に頼る学び方で優れた記憶力も求められていると感じます。

 

再開したコーラスの活動を通して感じた事をシェア!

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日本人は基本的にまず基礎固めが大切ですよね。

まずは楽譜から音を拾い、何度も繰り返して覚えていくというのが一般的だと思うのです。

一方イタリアでは、前述した通り楽譜(目)からでなく耳から入るのですね。

基礎に時間をかけている日本と、それよりも全体像を把握して曲調重視のイタリア。

それもお国柄のような感じがします。

と言っても、毎回発声練習という基礎は必ず時間かけて行なっていますので、あくまでも新たな曲を覚える際の方法に関してです。

私の所属しているグループは、週一回集まった時にみんな一体となって声を出して歌を歌ってというだけでなく、発表の場も設けられます。

1月に再開したばかりではありますが、今のところ5月末と6月末に地域のイベントの中で余興として歌うことが既に決まっています。

こうやって活動していると、コロナがまだ完全に終わっていない事など誰も頭にない感じです。

発声練習して声を出すと自分自身も癒されるし免疫力が高まるのかもしれません。

恐れや不安よりも、好きなことに集中する!

それが一番元気になれる方法ではないかというのが、コーラス仲間内ではほぼ確信している事です。

 

イタリア人は楽譜を読まない?再開したコーラスの活動を通して感じた事をシェア!まとめ

イタリア人は楽譜を読まない?再開したコーラスの活動を通して感じた事をシェア!

今回は、私の所属しているコーラスグループの練習において、以前から気になっていたイタリアらしさの部分を少しですが書いてみました。

何はともあれ、多くの活動がイタリアではほぼ普通通りに出来るようになってきているので本当にありがたいです。

出来て当たり前のことが出来ないという事を私たち一人ひとりが経験しました。

またいつどうなるは誰もわかりません。

その不安を抱えて毎日過ごすより、好きな事を楽しむことで免疫力アップを目指したり、明るい毎日を過ごしていきたいと思います。

イタリア人は楽譜を読まない?再開したコーラスの活動を通して感じた事をシェア!

最後までお付き合いありがとうございました!