まだまだ続きそうな暑い日々。
そこで、今回は猫も暑さに弱い?夏バテのサインと暑さを乗り切るための対策紹介!と言うテーマでお届けします。
元々その祖先が砂漠で暮らしていたと言われる猫たちなので、一般的には犬に比べて暑さに強いと言われます。
ところが今年5回目の夏を迎えた我が家の愛猫も、この夏は気が付くと日中は床にベタ〜とへたばっている事が多く、夕方遅くになってから外へ出ていく感じです。
例年よりも暑さが厳しくむしろ酷暑と言われている夏を、愛猫の健康に気を付けながらまだまだ残りの夏日を過ごしたいと思い、今回テーマに取り上げました。
猫も暑さに弱い?夏バテのサインと暑さを乗り切るための対策紹介!
お付き合いよろしくお願いします!
猫も暑さに弱い?
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— ︎山本 正義 (Masayoshi Yamamoto) 立ち猫® (@nekoiroiro) July 11, 2022
猫の平均体温は38度くらいだそうです。
その身体の上に毛皮をまとっているので、それはそれは暑いですよね。
ただ、猫の祖先は砂漠で生活をしていたリビアヤマネコで、元々砂漠で生きていく事ができる体であると言われています。
とはいえ、今の飼い猫達はすでに今の環境に慣れてしまっているので、いくらその様な特性を受け継いでいるとはいえ、いきなり砂漠に連れて行って生活できるわけではないですよね。
猫の体温調節の仕方は?
猫は犬の様に大量に水を飲みません。
あの舌の大きさの違いを比べるとよくわかります。
猫があの小さな下でぺろぺろ水を舐める様に飲んでも、同じくらいの体重の犬と比べたら飲んでいる量はほんのわずかでしょう。
犬は舌を出すことで体温調整をします。
実は、猫も同じように舌で体温調整できるのだそうです。
とは言え、犬の様にはぁはぁ猫が舌を出して息をしている姿ってまず見ませんよね。
せいぜいたまに、床にへたっている時に舌をちょろっと出している程度です。
では、どうやって体温調節をするのでしょうか。
一番の体温調整の仕方は動かない事
活発な犬と違って、猫の場合は体をできるだけ動かさないのだそうです。
出来るだけ涼しい場所、日陰、風通しの良い場所、冷たい床など、自分で居心地の良い場所を見つけてそこでひたすらじっとしている事で、体力を使わずに自然な冷却作用をもたらしているのだそうです。
我が家の中を自由に動き回る(外にも行きます)我が家の愛猫は、タイル貼りの床の上、木製の棚の上、テーブルの上、寝室の床、階段・・などを点々と移動してはそこで横になり、また移動してはぐた〜っとしてと、とにかくずっとじっとしています。
その様子が例年より目立つのでよっぽど暑さに堪えているのかと、私自身も必要でエアコンをかけたらす〜っと別の部屋に移動してしまった事もありました。
勿論、そのエアコンのかかった部屋で居心地がよければそのままいたのでしょうけれど、何かが心地よくなかったのでしょうね。
普段しない音とか・・。
何にしろ別の部屋が耐えられる暑さだったわけですから良かったのですが。
夏バテのサインと暑さを乗り切るための対策紹介!
今日もクールベッドの使い方が違う気がする~(^_^;) しかも机の脚でおでこを冷やすなんて…計算なのか😼偶然なのか😸 いや、そもそも冷やしてるのか❔#猫 #猫クールベッド pic.twitter.com/sWfAPocuEU
— キジトラR (@kijitora_xx) July 23, 2017
猫が暑いと感じてバテ気味かもと目安になるサインはどんなものがあるでしょうか。
それがそのまま夏バテというよりも、夏バテになる前に猫が暑いと感じている時にどういった行動になるかというサインです。
主な夏バテ(猫が暑いと感じている時)のサイン
1)元気がなく食欲も無さそう
ぐたっとしている事が増えても適度に遊んで食欲もある様なら心配はないのですが、人間と同じように夏バテすると食欲がなくなります。
いつもより食欲がないと思ったら、早めに獣医さんに相談しましょう。
2)動きが断然減る
前述したように、じっとしている事で体力消耗を抑えて、自力で体温の冷却作用を施しているの可能性があります。
涼しくなってから多少活動し始めたりする様なら問題ないのですが、ただ暑さを感じていることは確かですので体調の変化がないか注意する様にしましょう。
3)グルーミングばかりしている
暑さを身体から発散するために猫がする事の一つに、グルーミングがあげられます。
身体を舐めて被毛をぬらし、それが蒸発する時に熱も一緒に発散させるという体温調整をする様です。
なので、普段よりも頻繁にグルーミングをしていると感じたら猫が暑いと感じているサインです。
4)吐く
猫は普段から体内に入った被毛を吐き出す為に吐くことがあります。
それが、暑くてグルーミングを多くすると、それだけ被毛が身体に入る可能性も多くなるので吐くことが多くなるかもしれません。
それとは別に、暑すぎて消化不良から吐く事もあり得ます。
もし猫の様子を見て元気がないと思う様でしたら、既に夏バテの可能性もありますから早めに獣医に相談しましょう。
5)滅多にしない口呼吸をする=パンディング
猫も犬と同じように舌を出して体温調整をする機能は持っているそうですが、実際にやっている猫というのをほとんど見かけません。
万が一、口から舌を出して激しく息をしている様子が見受けられたら、その時は相当暑く感じているのだとお思われます。
要注意です。
6)へそ天率が高い

我が家の愛猫の様に、普段からへそ天状態で寝ている事の多い猫の場合、その見分けは容易ではありませんが、おへそを外に向けてからだをのばす事で熱を外に出している事があるそうです。
猫が暑さを乗り切ることが出来る様にする為の対策は?
飼い主さんが気をつける事のできる事を紹介します。
エアコンでの室内温度&湿度管理
専門家の方々によると、扇風機の様なものでは毛皮をまとった猫の身体を涼しくするのは難しいそうです。
なので一番いいのはエアコンで室内の温度管理をする事です。
強い風は猫も好みませんので、愛猫の様子を見ながら心地良さそうな湿度と温度を保てるのが理想です。
とは言え、節電の問題もありますからね。
一日中つけておくというのも難しいですよね。
家の中でどこか猫が居心地良いと思える冷所が設けられると良いですね。
比較的フローリングの様なひんやり感のある床を求めて彷徨いがちなのですが、ひんやり感のあるクールベッドなどを試してみるのもオススメです。
『気にいるか気に入らないかは愛猫しだい』なのですが(苦笑)。
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常に清潔な水が飲めるようにする
いくら普段飲む量が少ないとはいえ、やはり水分補給は必要です。
頻繁に水入れの水を替えるなどして清潔な水を絶やさない様にしましょう。
冷たくしたタオルで身体を拭く
人間だとすぐシャワーを浴びたくなりますけれどね。
猫がシャワーを好むかと言ったらほとんどの猫は嫌がって逆にストレスになるので、冷たいタオルなどで身体を拭いてあげるのは良いのではないかと思います。
サマーカットは勧めない
ちなみに犬にはよく見られるサマーカットですが、猫にはお勧めしないという事です。
その理由としては、毛を刈ることで逆に紫外線に皮膚が直接あたりやすくなります。
その結果皮膚への何かしらの影響が出ないとも限りません。
また毛は猫の身体を守る役目もありますので、怪我をしやすくなる可能性もあります。
毛がなくて涼しくなるどころか、直接太陽が当たるので体温がより上がってしまいます。
故に、別の方法での対策を考えていきましょう。
猫も暑さに弱い?夏バテサインと暑さを乗り切るための対策紹介!まとめ

特に湿度の多い日本の夏は、私たち人間も適度にエアコンの除湿機能を使ったりしながら体調管理を整えていく必要がありますね。
天然の毛皮をまとっている猫達(猫に限らず)はある程度までは本能などで体調管理ができても、やはり飼い主さんの注意や暑さ防止対策も必要となってきます。
お留守番の多い家猫ちゃん達の場合は、とにかく清潔な水を切らさない事や狭い空間に閉め切り状態にさせない工夫も必要かと思います。
今回は、猫も暑さに弱い?夏バテサインと暑さを乗り切るための対策紹介!と言うテーマでお届けしました。
言葉で訴えられない猫ちゃん達(猫に限らず)なので、普段と様子が違ったり食欲や排泄状況など気を付けて見てあげなければですね。
少しでも参考になったら嬉しいです!