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ヨーロッパ生活で日本食を作るには?現地調達可能な食材でのアレンジ方法紹介!

ヨーロッパ生活で日本食を作るには?現地調達可能な食材でのアレンジ方法紹介!
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今回は“ヨーロッパ生活で日本食を作るには?現地調達可能な食材でのアレンジ方法紹介!”というテーマでお届けします!

私自身はイタリア生活の方が日本で生まれ育った年数を逆転してしまってはいるものの、やっぱり嗜好や身体が欲するもの、無理のない食事というのは日本食なのですね。

いくらイタリアが食事の美味しい国であっても、生まれつきの習慣はなかなか変えられないものなのだなと実感しています。

また別の機会に、日本食の基本である白いご飯ー白米を炊飯器なくても現地のお米で上手に炊ける方法をご案内したいと思います!

では早速、ヨーロッパ生活で日本食を作るコツと現地調達可能な食材でのアレンジ方法を見ていきましょう!

 

日本食を作る時に必要なのは調味料の確保!

ヨーロッパ生活で日本食を作るには?現地調達可能な食材でのアレンジ方法紹介!

日本食を作る上で、ズバリポイントは調味料ですよね。

しばしば海外旅行をする際の知恵として、携帯用の醤油を持ち歩く事を掲げる方がいます。

それは、例えば魚料理や肉料理にこちらではハーブ沢山にレモン汁、オリーブオイルというのが主流なので、ここに醤油があったらなぁって思う事ってあるんですよね。

とはいえ、レストランによっては快く思われない事もあるので、使う際には状況を見て要注意、一言お伺いしてからの方が良いかと思います。

どちらにしても、醤油ひとつで味が和風になるのはある意味魔法的ではないですか?

現在においては醤油はもはや普通にスーパー、食料品店で手に入る食材となりました。

最近は醤油の種類が豊富でびっくりするくらいです!

では、醤油以外に日本食を作る際にあったら嬉しい調味料はなんでしょう。

粉末出汁、味醂、酢、みそ、ソース。

それぞれ現地調達できるものと代替えできるかを見てみましょうね。

 

粉末出汁の素

勿論、出汁はインスタントものでなく昆布や鰹節・煮干しなどから採るのが一番なのですが、ヨーロッパ生活ではそれらの原料を手に入れる事の方が困難ですのであえてここでは粉末出汁に的をおきます。

日本のものが手に入れば有難いのですが、無い場合はイタリアにある粉末スープの素、所謂ブイヨンの中の魚ベースのもので代用します。

魚ベースの粉末スープは独特な日本の出汁の味には遠いですが、醤油で味を整えればそれなりに(笑)。

あくまでも代替え、日本の出汁が手に入らないのであれば何かで代用しなければですからね。

 

みりん

みりんも最近はオリエンタル食品のコーナーがあるスーパーでは置いてあって驚きましたが、値段もなかなかだと思うので、味醂がなくてもなんとかしようと思ったら私はワインと蜂蜜若しくは砂糖で代用します。

ちなににワインがお酒の代用です!

 

日本だと穀物酢か米酢ですが、イタリアで酢というとワインビネガー。

米酢が手に入ったとしてもかなり割高だし、リンゴ酢を使うという友人もいますが私の場合は気にせずそのままワインビネガーを使います。

酢の物とかを作りたい場合で酢が強く感じる場合は日にかけてアルコールを少し飛ばすと多少緩和されます。

 

味噌

ヨーロッパ生活で日本食を作るには?手に入り易い食材でのアレンジ方法紹介!

究極にはご自身でお味噌を作っていると言われる方も知っていますが、私にはそこまでは流石に真似できていません。

ですからお味噌だけはやっぱり何としても欲しい食材です。

我が家のお味噌汁率、高いのです(笑)。

野菜を沢山入れて作れば野菜も取れますし、お味噌汁ってやっぱりホッとしますよね。

それに肉や魚類の味噌漬けや野菜の味噌焼きなど、味噌があればレパートリーの幅も広がります。

最近の自然食品のお店ではMISOという代物が売っているのですが、試してみたらやっぱりちょっと違って正直がっかりしました。

しかもかなり高価!

私は中国人の経営する食料品店で手に入れますが、オンラインでの日本食ショップも頼りになります。

昔から比べたら本当に便利になりました!

里帰りをした際にはちょっと重くはなりますが、日本から運びたい食材リストに入っています!

 

ソース

私は関東出身なので、ソースというと中濃ソースが主流です。

揚げ物にもお好み焼きにもたこ焼きにも、焼きそばをするにも中濃ソースが好きです。

以前中濃ソースの作り方を紹介しているサイトをみた事があるのですが、ものすごい材料の種類と手間と時間に断念しました(苦笑)。

で、この中濃ソースも実は私の経験上手に入れるのが難しい食材の一つ!

これも私にはオンラインの日本食ショップに頼る食材の一つです。

ケチャップに醤油とりんごジュース、若くはすりおろしたもの、そしてレモン汁に塩胡椒で 割とウスターソースに近い味になると言うのを長く海外生活をしている方から聞いた事があります。 ウスターソースさえできればそれに少しだけ蜂蜜か砂糖で甘味を作り、片栗粉を溶いたものかコーンスターチを混ぜればとろみが増して中濃ソースっぽくなります。

とは言え、我が家に於いてはできればストックを切らしたく無いものの一つがこの中濃ソースなのでした!

 

現地調達可能な食材での日本食へのアレンジ方法紹介!

ヨーロッパ生活で日本食を作るには?現地調達可能な食材でのアレンジ方法紹介!

何度かお伝えしている様に、割と原材料となる肉魚野菜などは日本と同じ様なものが手に入ります。

なので、その材料をいかに料理するかで日本食にもイタリア料理にもどこか別の国の料理にも調理することは可能です。

ただ、ナスやらピーマン、きゅうりなどの巨大さには最初びっくりしましたが(笑)。

では、現地調達可能な食材でのアレンジ方法をいくつか紹介します!

 

私風のお好み焼き/ピッツァ・ジャッポネーゼ

日本のピザと表現されるお好み焼き。

これはイタリア暮らしの初期のうちに思いついたレシピなのですが、思いの外外国人のお友達からも評判が良く、今でも頻繁に作ります。

具はキャベツのみの所謂キャベツ焼きであります!

しかもキャベツはフードプロセッサーで細かくします。

ざるにあけて上から塩を振り水気を出します!

ボールに小麦粉と粉末の出汁を入れて混ぜ合わせ、そこに中ぐらいのじゃがいもをすり入れ、更に卵を一つ割り入れてかき混ぜながら水を足していきます。

どっしりとした記事でなくサラサラした感じが理想です。

キャベツの水を切って加えて混ぜ合わせれば生地は完成!

テフロン加工のフライパンに生地を伸ばして薄く焼きます!

焼く時のオイルの話
日本では植物油が主流ですが、
私はイタリアで料理をする際にフライパンにひく油は
基本的にオリーブオイルを使っています。
日本食の場合も同じです!

山芋が手に入らないので、思い立ってじゃがいもをすりおろして入れました。

参考になったのは韓国のチヂミです。

ネギも手に入るので、キャベツだけにせずネギ入りもアレンジできます。

ここに必須なのがソース!

既にお話ししましたが、私の中でソースはどうしても欲しい食材の一つです。

マヨネーズも一緒にどうぞ。

マヨネーズの話
マヨネーズも最初イタリアで暮らし始めた頃は馴染めませんでした。

で、自分で作ろう!と張り切ったのは良いのですが、
ついつい上質のエキストラバージンおいリーブオイルを使ってしまい、
出来上がりの味がワインビネガーにオリーブオイルに強い味が衝突して
全く美味しく感じませんでした。

今では割とイタリアで規制のマヨネーズでも違和感なく食べられるのですが、
それは果たして私がなれたのか、それとも商品開発を繰り返して美味しくなったのか(?)

因みにいろんなメーカーのマヨネーズを食べ比べてみた結果、
イタリアではコープCOOP製品のマヨネーズが一番日本のマヨネーズに近くて美味しいと思います。

 

肉じゃがなどの煮物系

調味料さえ確保できれば、手に入る食材で煮物が作れます。

基本は出汁と酒(ワイン)、砂糖かみりんに醤油。

煮崩れしない為にかき混ぜ図、落とし蓋をしてゆっくり弱火で煮るか圧力鍋で炊きます。

 

牛蒡の代わりにアーティチョークの茎を使ってきんぴら

ヨーロッパ生活で日本食を作るには?現地調達可能な食材でのアレンジ方法紹介!

牛蒡が手に入らないイタリアで、私が牛蒡の代わりにしている食材があります!

それはアーティチョークの茎の部分

スーパーでたまに茎だけをパックにして売っているのを見かけると、「あ、きんぴら作ろう!」って(笑)。

外側の筋を取り、縦に細く切って一度水につけます。

アーティチョークそのものもなのですが、アクが強くてすぐ変色してしまうのです。

油を引いたフライパンで水を切ったアーティチョークの茎を炒め煮に。

好みで細切りにしたにんじんも加えると色もちょっと映えますね。

唐辛子をちょっと効かせるとご飯も進みます!

味付けはお馴染みの出汁と酒、砂糖又はみりんに醤油です。

最後に胡麻をふりかけます。

ごま油があると香りが出て尚良いのですが。

アーティチョークの茎の他に菊芋(トピナンブール)もきんぴらに向いてますよ。

 

大根おろし

せっかくお魚もお肉も手に入り、シンプルに塩焼きすることができるのだから、あっさり大根おろしと醤油で食べたくなりますよね。

実は近年大根は、冬になるとスーパーでも見かけるようになりました。

ただ、日本のような立派な大根とは比べ物にならないひょろっとした代物で、なかなか生で食べて美味しそうに思える新鮮なものとの出会いはありませんね。

そんな時、大根おろしに代用できるのはラディッシュです!

小さいのでおろすのが手間ではありますが、ラディッシュならシャキシャキ新鮮なものが手に入ります。

そうそう、余談ですがイタリアで手に入るおろし器(おろし金)ってチーズを削ったり野菜を削ったりするのに使う目的なのですが、日本で手に入るおろし器の方が私には使い勝手が断然良いと思います。

もしこれから留学や移住される方で自炊をされる方には、日本からお持ちになる事をお勧めします!

うどん

イタリアで食べるパスタも小麦粉が原料であり、乾麺だけでなく生麺も手に入ります。

無性に煮込みうどんが食べたくなって、でもうどんの麺が無い!となった時に代わりにしたのがパスタの生麺

中部イタリアには地域ごとで呼び名が変わりますが、ピーチやストランゴッツィといった太めの麺があります。

基本的に卵の使われていない麺を選びます。

乾麺の中にも、きしめんみたいに平たい麺でタリアテッレやフェットチーネとは違い卵を使っていない麺があるのでそういった麺ならうどんと同様に使えます!

そうそう、スパゲッティに重曹を加えて茹でると中華麺のようになる!というのは実は海外在住日本人の中では割と周知の事実です!

皆さんやはり、いろいろ創意工夫されているのですね。

 

和風ドレッシング

イタリアではサラダを食べる時に和えるのは通常塩・胡椒・ワインビネガー(又はレモン汁、又はバルサミコ酢など)・オリーブオイルです。

この場合のオリーブオイルは当然エキストラ・バージン・オリーブオイルです。

シンプルなだけに飽きが来ないドレッシングではありますが、時々ちょっと味を変えたくなる時もあります。

その時にお勧めは、その基本のドレッシングに醤油をほんの少しだけ加える事です。

すると、何となく和風ドレッシングを思わせる味になります。

ついでの話ですが、ダシ汁にに醤油とお酢を加えるとポン酢に近い味になりますよ。

 

ヨーロッパ生活で日本食を作るには?現地調達可能な食材でのアレンジ方法紹介!のまとめ

ヨーロッパ生活で日本食を作るには?現地調達可能な食材でのアレンジ方法紹介!

いかがでしたか?

今回はヨーロッパ生活で日本食を作る為の調味料の確保と、現地調達可能な食材でのアレンジ方法をいくつか紹介しました。

私が暮らし始めた頃から比べたら、明らかに色んなものが手に入るようになり便利になっていて有難い限りです。

でも、何でも冒険挑戦してみる事で新しい発見もあったりするので楽しいですよね。

日本人の“いただきます!”の精神を大切にしつつ、身体に無理なくシンプル且つ美味しい食事を心がけていきたいです。